- Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784627016712
作品紹介・あらすじ
本書は独立した3部構成になっています。興味のある所から読みはじめてください。また練習問題を用意しています。折り紙の初心者や愛好者の方々は理解度のチェックとして、学校の先生方は授業で利用してください。特に第1部ブロックの問題は「対称性」理解の手助けになるように作りました。マスターすれば、数学の問題をセンス良く解くのに役立つことでしょう。第2部では、切り込みを入れることなく、1枚の紙で立体的なバラを折ります。バラで使われる「ねじり折り」や「ねじり折りの立体化」などの特殊技法は、平織りや結晶折り紙の基礎となる重要なものです。是非マスターしてください。第3部は折り紙の幾何学です。使っている数学は中学の幾何程度(三平方の定理や三角形の中心など)です。数学が苦手な方でも、第4章折り鶴の変形の中の展開図を折ってみれば、折り鶴の奥深さやおもしろさが感じ取れることでしょう。
感想・レビュー・書評
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折り紙と数学。一見関係ないようなこの二つは、実は非常に密接な関係がある。単純なユークリッド幾何の応用としての折り紙のみではなく、折り紙をあらわすための専用の数学の分野があるほどである。この本は、その一端を解説するとともに、著者の代表作であるである「川崎ローズ」の折り図も掲載されてなかなか良いのであるが、前半はパーツを組み合わせていろいろな構造物を作るという、まるでレゴのような折り紙(私はこれを折り紙とは認めない。合わせ紙でしょう)が掲載。これが全然ダメ。面白くないのだが、子どもには受けるようで、愚息には大変好評。自分で作るそうだ。
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すいません、本の半分を使っているユニット方面は特に必要なかったため評価が低いです;
しかしお目当てのバラの折り方が見つかったというだけでもよしとしましょう。
(コストパフォーマンス悪し;)
後半にある変形折り鶴の考察はとても参考になります。
数学好きだった人間としてはたまらんものがあります。
で、川崎ローズ(葉込み)で折って満足いたしました。
(それにつけても今回のコストパフォーマンス悪し;)