- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634151079
感想・レビュー・書評
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できる範囲で、より良い選択を、ぜひしよう!と思える本でした。
普段から、私たちの買い物は企業を応援する支持する行動だと思っていて、NOの意思表示もとても大切だと思う。
安いものはなぜ安いのか?
働く人が安全で、労働にふさわしい対価が支払われているか?
動物や環境に悪い影響はないか?
それでも物の値段どんどん上がる今、やっぱり安い卵が買いたい。
だからできる範囲で。
食べ物を大切に食べること。
物や服を大切にすること。
使わないものは人に譲ったりリサイクルすること。
さらに、オーガニックコットンや、様々な環境に配慮したマークを気にかけたい。コーヒーをフェアトレードのものにしようかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わかりやすく優しい言葉遣いで書かれているので、学生の入門書として適切であると感じた。
私たち個人の力は弱そうに見えるが、そんなことはなく。「買う」ということで意思表示をすることができ、「買う」ことが世界のどこかにいる誰かの役に立つこともある。
「エシカル」という言葉は、完全な正義の言葉に思たり、どことなく形ばかりのものに思えたりして敬遠しがちだったが、その遠さをぐっと引き寄せてくれた。
現状を知った人は、世界をより良くすることができるようになる、というのはその通りで、私も本書を読んで世界の様々な現状に触れることで、自分にできることを少しずつ行おうと思えた。 -
著者の写真と略歴を見て、オシャレでキレイでお金持ちの人の本か、と思ったけど、中身は真面目で、熱くて、丁寧で、良い本でした。
たくさんのエシカルなブランドが紹介されてるのも良くて、本当にタイトル通りの本だと思います。
私も、まずは持ってるものを大切に長く使う、買うときはよく考えてエシカルで長く愛せるものを買う、できるだけ自分で作ったり身近なところから手に入れるようにする、を心がけたいと思います。 -
エシカルという概念の基本的なことを理解できた。普段の買い物が、この地球を救うことになるんだなあ。
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今、私たちが口にしている物や身近な物の多くは、賃金の安い国で厳しい労働環境に置かれている人々が製造しています。
その一方で、経営者たちは巨額の利益を得て豊かになっています。
しかし、今後は人々にも、環境にも、労働者にも優しい消費者選択をしようと考えさせてくれる本です。 -
エシカルを勉強したくて読んだ
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目的:
エシカル消費について学ぶため。
今後の生活の仕方について考えるため。
要旨:
エシカルとは何か?なぜエシカル消費をするのか?「世界ふしぎ発見」のハンターも務めた筆者が、地球に良い消費行動をするようになった経緯とともに、説明していく。その中で、読者にまず知ってもらうことを目的にエシカルな買い物の基準となる認証マークについての説明や、企業などの取り組みを紹介している。
感想:
「知ること」は改めて大切だなと感じた。知ることなしには、行動をとることができないし、行動が現在を変えると意識することもできない。
この本では、では行動するにはどうしたらいいの?に答えていて読者に優しいと感じた。
印象だったのは、読者に行動を強制していないことで、あとがきの一文が良かった。
時間、おかね、さらには気持ちの1%を社会に使うことから始める。
自分も1%からはじめていきたい。 -
近年の高校生が探究活動などでよくテーマとして設定するフェアトレードやエシカル消費(最近だとSDGsかな)についての入門書的な本です。私たちの消費の「壁の向こう」には何があるのかを知り、それをどうすべきかを考え、そして何かを始めようという、大変わかりやすい構成となっています。この本を足がかりにして、さらに具体的な活動の実践を学んだり、あるいは人々の良心の届かない「闇の部分」(フェアトレードで本当に生産者の生活は良くなっているのか?など)に切り込んだりして、学びをもっと深めていけると思います。
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物欲もそれほどない私なので、1つ1つの物を買う時の意識をちょっと変えてみようと思った。
次買うものは、世界にとって良いものから選んでみよう。