- Amazon.co.jp ・本 (90ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634344709
作品紹介・あらすじ
二十世紀は戦争の世紀である。第一次世界大戦は、近代がつくりだしてきた楽観的な未来像を打ち砕いた。大戦終結後わずか十年の休止期をへて、世界はふたたび戦火を目にし、それは第二次世界大戦へといたった。現在も世界のどこかで戦火は続いている。両大戦がつくりかえた世界、二十世紀の形成者としての両大戦の意味を、世紀終わりの視点から振り返る。
感想・レビュー・書評
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KS5a
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情勢の不安定な今だからこそこの2つの戦争を顧みる必要があると感じました。戦争被害人口の多さの比較をみるとソ連(スラブ、ユダヤ系)や中国の数が多く、ファシズム国家の非道な行いを二度と繰り返してはならないと感じました。
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20110206
/イギリスの歴史家ホブズボームの二十世紀論
/「短い二十世紀」……WWⅠの始まる1914年からソ連が解体した1990年初めまで。
/「破局の時期」……両大戦時代。「短い二十世紀」はこれによって生み出された。
/こうした視点を踏まえつつ
・開戦へ至る過程
・大戦の構造
・政治、社会、人のつながり方や考え方の変容
について論じる。
/総力戦の中…
・上層と国民多数の対立
それ以上に、
・「食べる階級」と「飢えた階級」、都市住民と農民、軍需部門労働者と民需部門労働者などの格差、世代間の断絶
/WWⅠ後
・民族国家の強調が既存国家をも民族国家に傾斜させた
・民族自決権が複数民族の共存の方向を否定し、単一民族国家確立の方向に歪められていった -
人々の考え方や、国家のあるべき形など、二つの大戦によって様々なものが変化したことが理解できた。これらの大戦の前後では、世界の姿は大きく異なるのだろう。
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人々の考え方や、国家のあるべき形など、二つの大戦によって様々なものが変化したことが理解できた。これらの大戦の前後では、世界の姿は大きく異なるのだろう。
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東大世界史対策