生殖の政治学: フェミニズムとバース・コントロール (歴史のフロンティア)
- 山川出版社 (1994年12月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634480605
作品紹介・あらすじ
現代人にとっては、あまりにも当たり前のことになってしまった避妊。それはいつ、なぜ、どのようにしてはじまったのでしょう。生殖をコントロールするのが「正しい」ことになってゆく過程で、私たちはなにを失い、なにを得たのでしょう。これは、産む、産まないをめぐる熱い闘いについての「歴史」であると同時に、「いま」の私たちの位置についても考えるための本です。
感想・レビュー・書評
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多産を抑制するための「避妊」が、歴史的・社会的(宗教界も含み)大論争を巻き起こしてきたことにしみじみ。家族計画が、国家と切り離せないことを改めて感じる。避妊の正当化のために、優生学へと接近していくプロセスに、女性の参政権問題と国家への貢献というロジックとの類似性を感じた。
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