東条英機: 太平洋戦争を始めた軍人宰相 (日本史リブレット人 100)
- 山川出版社 (2009年12月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (91ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634549005
作品紹介・あらすじ
東条英機は、一個の人間としては美点もありましょうが、少なくとも首相としてはいいところがありません。なにしろ気が遠くなるような犠牲と被害を出した大戦争を始めた張本人なのですから。しかも彼を生み出し、彼を活躍させた戦前・戦中の日本の政治も問題だらけ。それだけに執筆も気が重かった。だが、だからこそ、同じ失敗をしないようにという意味で、こうした本が書かれる必要もあるのでしょう。
感想・レビュー・書評
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彼にとっての最大の悲劇は、望まずべくして首相の地位に就いてしまったこと。
日本にとって最大の不幸は、当時他に首相の適任者が見当たらなかったこと。
“一番マシ”な人物に日本の政治・外交を任せた結果が敗戦だった。
もちろん、歴史の結末を知ってる身からすれば、色々と注文をつけることはできる。
しかし、もし当事者の立場に立たされたなら、一体何ができるのだろう?
現代でも、政治家に対していろんな人がいろんなことを言う。
しかし、実際に自分がその立場に立った時、何ができるのだろう?
歴史を学ぶことに一体何の意味があるのだろうか、などと考えてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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