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- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634590717
感想・レビュー・書評
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おそらくシュヴァイツァー[p163]と和辻哲郎[p246]に中心があり、そのバイアスですべてが記述されるのが倫理
たとえば、ドゥルーズとガタリの解釈などをみるとあきらか。「プラトー」が「高み」や「無限の高揚」などとされたり、「あらゆる抑圧からの人間の開放を主張し」たなどとされている。仮に間違っていなくても(間違っている)、あまりに一面的すぎて気持ちが悪い。
柔らかい(特に強い主張がない)ので反発が少ないから、単純に知識としては受け入れてしまいやすいのではないか?学問的、客観的、ニュートラルというよりは、ただ単に強い主張がないだけの分野では?強い主張同士が互いに打ち消しあっているような。
リオタールの大きな物語から小さな物語同士の共存[p183]へという手法であるような。
いずれにしても、「倫理」というバイアスには注意してこの分野には接する必要がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示