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- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634640528
感想・レビュー・書評
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「ここ500年の「近代」世界の歴史を、資本主義的世界体制の成立と、国民国家形成の視点から読み解き、「歴史のなかの今」を考える一書。キータームとして「グローバリゼーション」が挙がっているが、アブー=ルゴドの「13世紀世界システム」が挙がっている以外は、オーソドックスな世界史の概説書、という印象。グローバリゼーションについての知見も、さほど目新しさがないようにも思えるが…。
ただ、「13世紀世界システム」がどのようなものか僕は不勉強で知らないので、本を読みたいなとは思った。ただ、本書が意図するように13世紀の共存システムから直接学びとれることが、資本主義社会を経た現在のどれほどあるのかは、慎重に見極めないといけない。共存のシステムは13世紀という時代だからこそ、実現したはずなのだから。詳細をみるコメント0件をすべて表示