野生伝説 爪王・北へ帰る 作:戸川幸夫 画:矢口高雄 (ヤマケイ文庫)

著者 : 戸川幸夫 矢口高雄

• 山と渓谷社 (2018年6月2日発売)

感想・レビュー・書評

[アライさんの感想 · 2019年9月27日]

矢口高雄の「羆風」と合わせて購入。
本命は「羆風」だったのだが、個人的にはこちらの方が面白かったしのめり込んだ。

[ことぶきジローさんの感想 · 2018年6月23日]

作・戸川幸夫、画・矢口高雄『野性伝説 爪王・北に帰る』ヤマケイ文庫。

何と幻の傑作『野性伝説』が合本され、2分冊となり、ヤマケイ文庫から復刊。本作は800ページ余りのボリュームで読み応えがある。

『爪王』。老鷹匠と若鷹の友愛と絆の物語。若鷹の吹雪と老鷹匠が狡猾な赤ギツネとの闘いに挑む。

『北へ帰る』。とある事情で東京へ売られた高安犬の太郎は故郷の北を目指し、旅立つ。

著者プロフィール

1912年、佐賀県生まれ。東京日日新聞社（現・毎日新聞社）に入社後、1955年に小説『高安犬物語』で直木賞を受賞。作家専業となり動物小説を次々と発表、「動物文学」をジャンルとして確立。多数の小説や児童文学作品を手掛ける。

「2018年 『新装合本 牙王物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」