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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635049528
感想・レビュー・書評
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志田忠儀・話、西澤信雄・構成『朝日連峰の狩人』ヤマケイ文庫。
山形県の朝日連峰をベースに狩人、山菜やきのこ採集やイワナやヤマメ釣りを生業としたネイチャリストである志田忠儀が語る自然と動物の話。
自然を知り尽くした志田忠儀の語るクマやウサギ、キツネやタヌキにイタチにアナグマ、野鳥、川魚の生態は興味深い。羨ましいことに昔は山菜やきのこも豊富に採れたようだ。
こうしたベテランの飾らない話には様々な含蓄があり、経験に裏打ちされた山での行動や考え方には学ぶべき所が多い。
山菜やきのこ狩りを楽しむ人はそれぞれ自分だけの畑を持っている。因みに『畑を持っている』というのは所有しているということではなく、知っているという意味だ。自分も父親から教えてもらったり、自分で見付けた畑を持っていたのだが、東京電力の福島第一原発事故により、春の山菜採り、秋のきのこ狩りは自由に楽しめなくなった。あと何十年か経たないと普通には楽しめないだろうな。
定価990円
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趣味や遊びじゃないので山でいかに効率的に稼げるかを考え無駄なことはしない。仕事(お金)になるからやるという姿勢にリアル猟師を感じた。
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