タネはどこからきたか? (Nature Discovery Books)
- 山と溪谷社 (2002年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635063371
感想・レビュー・書評
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写真もさることながら、文章の明解で、大人から子どもと一緒でも楽しい一冊。
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誰でも知っている銀杏の木ですが、その芽生えを目撃したことのある人は少ないはずです。そんなタネたちの活躍ぶりを堪能できるのが本書です。見飽きることはなさそうです。
日ごろマクロレンズなどで草花を撮っている人にも、いい刺激になるはずです。写真と文の相性も抜群。小さな世界からの広がりを感じさせる好著です。 -
タネに焦点をあてて、植物の視点、動物の視点、虫の視点、鳥の視点などの角度から調べてあって楽しい。観察&プチ実験などの結果が文中に含まれているので、興味をますますそそられます。
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小さい小さい種。
でもその中につまった工夫がすごいんです!これを読むとこの種を生み出す木たちは、考える頭を持っていると実感すると思います! -
分類=植物学・種子。02年3月。
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■自由に動き回ることのできない植物にとって、種子が運ばれ芽生える過程は、次世代に命をつなぐための重要な営みです。そこで植物には、長い長い時間を経て、様々なしくみ(知恵)が創られてきました。
■本書は、種子の運ばれ方を「タネの冒険」、芽生えを「タネの目覚め」として描きます。例えばガマのタネは、ときに数千mの高さまで舞い上がり、数百km飛ぶことがあるそうです!
■著者の鷲谷さんは、保全活動を地域で実践される一方、一流の生態学者でもあります。鷲谷さんの本の特徴は、自然の営みを万人に向けて平易に伝える努力をされていることです。もちろんその内容は、自然科学の成果に基づくものであり、生態学の視点から植物の営みを見ることができます。
■本書は、埴沙崩さんの写真に目を惹かれる方も多いのでしょう。植物のしくみの美しさを見守る視点は、まさに「埴沙崩の世界」ではないでしょうか。 -
飛ぶ,はじける,流される。動物を利用し,世界を旅する。ときには踏まれ,焼かれ,100年もの眠りからさめる。時空を超えるタネの大冒険と生命のふしぎ!-----帯の文章より---
すごい写真がいっぱいの本。埴 沙萠(はにしゃぼう)さんは,他にもサボテンやヒマワリの生態写真を撮ってます。ほんっと,すごく,よく撮れてる!感謝です。
私たちがよく目にする たね にもいろんな形のがあるよね
ちいさいけれど よく見てね すごく おもしろい形してるよ
くだもの たべたときに ぜったいに 見てね
いちごのたね みかんのたね ぶどうのたね すいかのたね おもしろい
タネ だいすき