鍛冶屋 炎の仕事人~日本の文化と地域の生活を支えてきた鉄の道具を生み出す人たち

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  • 山と渓谷社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635330787

感想・レビュー・書評

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  • 現在20代中盤の私は鍛冶屋の仕事を見たことがないが、興味をそそられる内容だった。
    日本文化は大好きなので、こんな古い文化を遺していかないといけないな〜と思いつつ、私にできることは何なんだと悩む…。
    包丁や鋏を購入することくらいしか思いつかないが、生憎手入れをするのが苦手なので尻込みしている。
    でも昔おばあちゃん家には刻印が入った包丁や鋏やまな板があった気がするな〜。

  • ふむ

  • はじめに【絶滅危惧種? 鍛冶屋とは何だろう? 】

    第1章【鍛冶屋についての話】 昔、鍛冶屋は珍しくなかった/鍛冶屋が造る製品打ち刃物/鍛冶屋の三代目と近代化の関係とは
    鍛冶屋が造る和包丁/打ち刃物が活躍する現場

    第2章【鉄と鍛冶屋】
    鍛冶屋の原点 たたら製鉄を見にいく/八岐大蛇と出雲/ルポたたら吹き(雲南市吉田町)
    山林地主と鉄/炎の祭/砂鉄と炭と鉄/たたらと安来鋼/たたら製鉄に不可欠な物 砂鉄/炭
    人材/金屋子神と稲荷と山の神と鍛冶屋/鍛冶屋への道

    第3章【鍛冶屋あちこち】
    日本の国土と鍛冶屋/阿仁前田(秋田県) マタギと刃物
    浄法寺(岩手県) 青森県の鍛冶屋が岩手県の産業を助ける? 漆搔きの現場を見にいく
    石垣島(沖縄県) 南の島の鍛冶屋は超開放的。地域で唯一の鍛冶屋
    伏見(京都府) 京野菜と鍛冶屋。食文化を支える技術/四万十(高知県) 師匠は後期高齢者
    朝日(富山県) ツバメを見守る優しい鍛冶屋/小林(宮崎県) 紆余曲折からの鍛冶屋一代
    三条(新潟県) 鍛冶屋になりたくなかった鍛冶屋/奥能登(石川県) 行商する鍛冶屋
    茅野(長野県) 一家で守る鍛冶屋の槌音

    第4章【刃物産地と鍛冶屋】 なぜ産地になったのか? 産地を見にいった(新潟県三条市/福井県武生市/福井県大野市/岐阜県関市/高知県土佐市)

    第5章【鍛冶屋考】
    持続可能な職業なのか/職人としての鍛冶屋

  • 砂鉄+木炭=鉧(けら)
      →玉鋼 砂味 作り粉 歩鉧 鉧細 鉧銑(ずく) へ分類 
      砂鉄725キロ+木炭850キロで鉧130キロ
     たたら :定義あいまい タタール人?
    刃物 6大産地
     三条市 会津や秋田からの技術 江戸の大火後に和釘需要で成長
     武生市 江戸中期から明治初期は国内最大 越前鎌
     土佐山田
     三木
     堺
     関
    ※鍛冶職人へのインタビューが主で、論理的記述は少ない。

  • 本書に掲載されている写真がすべてカラーだといいのに!

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著者プロフィール

長崎県佐世保市出身。
佐世保南高校→島根大学農学部→日本写真学園
雑誌、冊子等の撮影、執筆を生業とする。
秋田県の阿仁マタギとの交流は20年に及び“マタギ自然塾”としての活動を行う。
狩猟採集の現場から「地の力」とそこに暮らす人々の生活を常に見つめてきた。
「マタギ 矛盾無き労働と食文化」は阿仁マタギの里での生活を活写。
熊、ウサギ、岩魚、山菜、キノコと山の恵みを享受してきたマタギの暮らしを追った。
今は引退されたり、亡くなられた多くのマタギ達との様々な体験が記録されている。

「2023年 『完全版 日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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