- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635770149
感想・レビュー・書評
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モデルのKIKIさん、写真家の野川かさねさん、編集者の小林百合子さんの3人が、さまざまな山を歩き、そこで出会った人や風景を綴った本です。
急な悪天候に見舞われたり、緊張する時間の続く道を歩いたり、辛い時間もたくさんあったと思います。
それでも、それに勝る喜びをたくさん見つけられるから、彼女たちは山に行くのでしょう。
富士山に一合目から登りたい…と考えられるところがすごいです。
そもそも一合目から歩く道があるなんて、本書で初めて知りました。
そして有言実行、実際に歩き通してしまうのだからかっこいい。
私もいつか、こんな山に登ってみたいと思います。
でも、私の体力では本書に載っているような山には、まだ太刀打ちできなさそうです…。
今は憧れの気持ちを高めつつ、レベルアップを目指します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山小屋でゆっくりと時間を過ごす。それまでは山において寝食のためだけの場所だった山小屋が、時間を過ごし、楽しむための場所に変わっていた。それまでの山といえば、どこの山を登って下りてくるかという、よくいう頂上志向的なものだったかもしれない。こんなふうに、頂上を踏まなくても楽しむことができる。山がより魅力的なものとなっていったのだ。(p.117)
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自然の中で過ごすと色々なものが見えてくるあの感覚が呼び起こされる文章でした。
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20170912 雑誌に連載中に読んでいた。こうしてまとまるとテーマがよりはっきりして良い。自分も行ったところばかりなのだが女性の感性で表現されていると新鮮な感じがする。久しぶりに、八ヶ岳の山小屋を訪れてみたくなった。できたらかって山を愛してた人達と。
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私ももっと高度な山に行けたらいいな。少しレベルが違うので、もう少し同じ位のレベルだったら、もっとワクワク楽しめたかな。
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KIKIさんのエッセイ。
とても好きで、2回目の読了。
3回目読みたくなったら、買おう。
読んでて、山登りしたくなった。
(これはいつものこと)
雲取山に登りたくなった。
今年、行けたらいいな。 -
モデルのKIKIさんと、カメラマンの野川かさね、そして女性編集者。正に山ガールの三人の山登り記。
今を生きるカッコいい人たちだけれど、山を登るという行為は、けっこう変わらないもののように感じました。
写真も、文もすがすがしい!! -
今みたいなうだるような暑さの季節ではなく、秋から冬にかけて、ぬくぬくしながら読んだらまたちがった良さが見えてくるような気がします。