1冊でわかるポケット教養シリーズ 吉松 隆の 調性で読み解くクラシック
- ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス (2014年9月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784636909302
作品紹介・あらすじ
「運命」はなぜハ短調で扉を叩くのか?クラシックの長調、短調にはワケがある。現役作曲家が解き明かす、ありそうでなかった「調性」本!!
感想・レビュー・書評
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「ポケット教養シリーズ」と銘打ってあるのでズバっと分かる素人向きのものかなと思ったけど、そうは問屋は降ろさないみたいだ。なんとなく分ったし、調性ごとの性格や名曲が紹介してあるのは役に立つ(ような気がする)。でもなあ、ピタゴラス音律と純正律と平均律あたりのことは、まだまだ腑に落ちない。バッハは平均律を使っていたとあるけれど、なんかの本で実はそうではないと書いてあったがなあ。バッハのあの名曲は「平均律」ではなくて、「よく調律された」ということらしいのだが。楽器をやっていれば、もっとよく分かったんだろうか。それもピアノ以外で。
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クラシックを聴き始めたのでお勉強と思い読み始めたが、私には難しかった。
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音楽をしているが音楽的な知識は初心者レベル、という方、そういう知識に興味があるが何から手をつければよいかわからない(難しい本が多い)と感じている方は、とりあえず手にとってみて損はないと思いました。
言葉のチョイスから説明、表示までとてもわかりやすく、そして馴染みやすいです。
本として読むのも面白いですし、その先も辞書感覚で手元に置いておきたい一冊です。
特に、巻末の「さまざな調や旋法についてそのキャラクターや性質を解説」の部分、曲を分析したいときによく愛用させてもらっています。 -
クラシック音楽をきちんと勉強する意味でタメになる本。音楽を世界構築と関連付けた西洋と比べ、東洋はそれ自体が世界として音楽が存在する。とても面白かった。
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音楽って不思議
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あっさりとした内容で、雑多な印象を受けた。楽典、楽器からみた調性、調性の歴史などに言及しており、範囲が広いため、それぞれについてはさらりと触れただけで、わかりやすく説明しているわけではない。なんとなくわかったような気になるかもしれないが、説明不足の感は否めない。
「おわりに」には以下の様に書いてある。
この本は調性についての入門書ではあるものの、もとより体系的な理論性を目指したものではない 〜中略〜 調性についての「私見」である“
調性について何となく知りたい人が、さらりと読む分にはいいかもしれないが、音楽の基本を学びたい学習者や、探求志向の人には向いていない。 -
昔から何となく気になっていた調性の話。何となく分かった気になった。各調性ごとに具体的な有名な曲が紹介してあって、イメージが沸いた。
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音高、音大出てる人でも楽しい。
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曲に使われている調と楽器との関係性が面白いと思いました。考えると音楽って本当に奥が深いなぁと思いました。