国際政治史 -- 主権国家体系のあゆみ (有斐閣ストゥディア)

  • 有斐閣
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641150522

作品紹介・あらすじ

現代の世界は,どのようにして成り立ってきたのか。主権国家の成立とその地理的拡大,そしてその部分的な変容に着目し,歴史的な観点から国際政治の歩みをたどる。宗教改革からトランプ大統領の誕生までの約500年間の国際政治の大きな流れをつかむ。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で手に取る。学部生の教科書として最高にわかりやすく、まとまっていて良い。

  • 事件の背景やそれぞれの思惑がしっかり書かれており理解が捗ります.そして参考文献の提示や指示が篤くて助かります.次の学習につながる.

  •  本書の範囲は宗教改革以降の主権国家誕生に始まり現代まで。欧米中心の政治史記述、という感想を持った。正確にはWWIIまでは欧州、戦後は専ら冷戦の文脈にそれぞれ重心を置いている。冷戦終結後はEU、各地の紛争、新興国の台頭など色々。副題の「主権国家」に着目するなら、19世紀半ば以降の中国や、WWII後の旧植民地での国民国家形成なども十分面白いと思うのだが、含まれていない。ただ、大きな流れは分かりやすく、学部生のテキストにはいいだろう。
     副題に沿った点で言えば、宗教改革からは世俗権力の解放と近代国家形成が進む。WWIからは、総力戦を背景に、近代国家から、民主化を伴うなどした現代国家への移行。WWII後は、主権国家とそれを上回る秩序(冷戦、欧州統合)の関係。具体的には、冷戦については、ド・ゴールの独自外交やスエズ戦争、80年代新冷戦下での米欧のズレなど。欧州統合については、進化・拡大と、欧州憲法条約の未発効や近年の各国でのポピュリズム政党躍進、難民大量流入などの限界・試練。

  • ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
    https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/302500

  • 東2法経図・6F開架 319A/O24k//K

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著者プロフィール

東京大学准教授

「2018年 『国際政治史 主権国家体系のあゆみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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