奈良朝の政変劇: 皇親たちの悲劇 (歴史文化ライブラリー 53)

著者 :
  • 吉川弘文館
3.67
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 26
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642054539

作品紹介・あらすじ

天平文化の花開いた奈良の都で、皇位継承権を持った天武天皇の子孫たちは、藤原氏の専権に反感を持つ氏族の策謀に巻き込まれ、次次と滅ぼされていった。数々の政変劇の実態を通して、日本古代国家の権力構造を探る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • すごい、全部の話が分かる!勉強した甲斐があったもんだ
    倉本一宏先生の本は読みやすいかもね。以前も読んだな(タイトル忘れた)事件を網羅してるな。それと石川広世の話はこれ読んで意味が分かった(あ、伊刀王の殺人事件は不明)
    確かに長屋王の価値を上げる時期と、邪魔期(ジュラ紀風)それより、他の本で皇親政治の展開をフムフムと読んでいたのに否定されちまったぜ
    確かにポンコツ多そうで、実際台閣で役立つ者がいないようだし、考え直すか・・・

  • 大学講義の課題図書。講義自体が面白くて、自分の今まであった奈良朝がだいぶ変えられたのですが、その上で読むとさらに面白かった。個人的に、孝謙天皇ファンです(笑)

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1958年、三重県津市生まれ。東京大学文学部国史学専修課程卒業、同大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。博士(文学、東京大学)。国際日本文化研究センター教授。専門は日本古代政治史、古記録学。主著に『平安朝 皇位継承の闇』『皇子たちの悲劇』(角川選書)、『一条天皇』(吉川弘文館)、『蘇我氏』『藤原氏』『公家源氏』(中公新書)、『藤原道長「御堂関白記」全現代語訳』(講談社学術文庫)、『藤原道長の日常生活』(講談社現代新書)などがある。

「2023年 『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

倉本一宏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×