天神様の正体: 菅原道真の生涯 (506) (歴史文化ライブラリー 506)
- 吉川弘文館 (2020年8月20日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642059060
作品紹介・あらすじ
北野天満宮や湯島天神など、全国で学問の神として祀られる菅原道真。累代の儒者の家に生まれた彼は、なぜ政治の世界で異例の出世を遂げたのか。また、なぜある日突然、大宰府に左遷されることになったのか。三善清行との確執や阿衡(あこう)事件で果たした役割、遣唐使廃止に至る真相など、さまざまな側面から等身大の道真像を描き、“神”の真の姿に迫る。
感想・レビュー・書評
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「天神様」と聞くと、岩下志麻のセーラー服姿が脳裏を掠めるというトラウマに悩まされて早やウン十年…スミマセン、まじめにやります。
でもすごく真面目な本やってん。土師氏時代の血統からたどり、平安時代前半の官界の変遷から地方行政、果ては当時の渤海使・遣唐使に絡めた東アジア国際情勢までを多くの史料を元に網羅。道真本人についてもその政治手法が中心で、微笑ましいエピソードとかは皆無でしたわ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中公新書に引き続き道真本二冊目。土師氏についてや死後の崇拝に至る流れも押さえられている。寛平の治における政策の検討など、違う視点からの叙述は興味深かった。
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