天神様の正体: 菅原道真の生涯 (506) (歴史文化ライブラリー 506)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642059060

作品紹介・あらすじ

北野天満宮や湯島天神など、全国で学問の神として祀られる菅原道真。累代の儒者の家に生まれた彼は、なぜ政治の世界で異例の出世を遂げたのか。また、なぜある日突然、大宰府に左遷されることになったのか。三善清行との確執や阿衡(あこう)事件で果たした役割、遣唐使廃止に至る真相など、さまざまな側面から等身大の道真像を描き、“神”の真の姿に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 「天神様」と聞くと、岩下志麻のセーラー服姿が脳裏を掠めるというトラウマに悩まされて早やウン十年…スミマセン、まじめにやります。
    でもすごく真面目な本やってん。土師氏時代の血統からたどり、平安時代前半の官界の変遷から地方行政、果ては当時の渤海使・遣唐使に絡めた東アジア国際情勢までを多くの史料を元に網羅。道真本人についてもその政治手法が中心で、微笑ましいエピソードとかは皆無でしたわ。

  • 中公新書に引き続き道真本二冊目。土師氏についてや死後の崇拝に至る流れも押さえられている。寛平の治における政策の検討など、違う視点からの叙述は興味深かった。

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著者プロフィール

森公章(もり・きみゆき):一九五八年生まれ。東洋大学文学部教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位修得退学。博士(文学)。専門は日本古代史。著書『遣唐使と古代対外関係の行方』(吉川弘文館)、『天神様の正体――菅原道真の生涯』(吉川弘文館)、『武者から武士へ』(吉川弘文館)、『平安時代の国司の赴任』(臨川書店)など。

「2023年 『地方豪族の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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