悪霊の館

著者 :
  • 立風書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (685ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784651660615

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  • 二階堂蘭子シリーズ、第4弾。

    お馴染みのおどろおどろしい雰囲気の中で起こる連続殺人。
    マリーアントワネット時代の話まで出てきて、すごい世界観。
    超自然的なアリエナイ結末になりそうなところを、いつもトリックの部分はしっかりしているので、安心できる。
    悪魔が犯人でした…じゃ興醒めですから。

  • 二階堂蘭子シリーズ

    「悪霊の館」と呼ばれる志摩沼家の屋敷。「奥の院」と呼ばれる老婆の死。残された遺言。志摩沼卓矢と美園倉美幸の結婚を命じる。反発する卓矢。遺言発表後二階堂警視正と連絡を取ろうとした田辺弁護士。突然の地震。田辺の死、娘・好子の負傷。
    婿の京太郎の依頼中の矢島茉莉の物と思われる全裸の首無し遺体の発見。甲冑に守られる遺体。
    時計台からの美園倉郁太郎の転落死。事件のカギを握ると思われる元乳母の殺害事件。
    発見された沙莉と思われるバラバラ遺体。
    宮子の財産放棄宣言直後、ワインの毒による宮子、矢島圭介、須賀子、石坂吉夫、岩下しずの毒殺。倒れる蘭子。
    田辺好子の死、顔を焼かれた美幸。
    戦争中消えた「悪霊館」の持ち主ハンス・エンゲルス乃守る女性の正体。

     2010年8月28日読了

  • 蘭子シリーズ4作目。3家族、3世代、双子3組に関わる呪われた遺言と、1年後に発動した殺人。このシリーズの常なんだけど、道具立てに凝りすぎて不必要に複雑になっている感じ。

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著者プロフィール

1959年7月19日、東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第一回鮎川哲也賞で「吸血の家」が佳作入選。92年に書下ろし長編『地獄の奇術師』を講談社より上梓し、作家デビューを果たす。江戸川乱歩やJ・D・カー、横溝正史の作品を現代に再現したような作風は推理界の注目を大いに集め、全四部作の大長編『人狼城の恐怖』(1996〜99年。講談社ノベルス)では「1999年版本格ミステリ・ベスト10」第一位を獲得。アンソロジー編纂や新進作家の育成にも力を注ぎ、2000年代は合作ミステリの企画も多数行った。SFの分野にも精通し、『宇宙捜査艦《ギガンテス》』(2002年。徳間デュアル文庫)や『アイアン・レディ』(2015年。原書房)などの著書がある。近年は手塚治虫研究者として傑作選編纂や評伝「僕らが愛した手塚治虫」シリーズの刊行に力を入れている。

「2022年 『【完全版】悪霊の館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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