おとうさんがいっぱい (新・名作の愛蔵版)

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著者 : 三田村信行
制作 : 佐々木 マキ 
  • 理論社 (2003年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652005149

おとうさんがいっぱい (新・名作の愛蔵版)の感想・レビュー・書評

  • 世にも奇妙な物語のような短編5つ。
    子どものころに読んでたらどうだっただろうな。忘れられなくなりそう。読み終わると背筋がぞくっとするようなものばかり。

    「ぼくは5階で」「おとうさんがいっぱい」が特におもしろかった。最後の「かべは知っていた」は、ほかとすこし違って切ない感じ。星新一や乙一、あと村上春樹の短編とも少し似ているかも。読んだあとにいろいろ考えてしまう。

  • 幼少期に読んだ児童書で、両親が実はエイリアンだったという物語を読んだことがあって、いま考えると今の自分の考え方の一部を作ってるなと思うんだけど、この本もその類のトラウマ本になること間違いなしの怖さがある。

    日常のふとしたことがきっかけになって、不思議な世界に閉じ込められてしまう物語ばかり。

    大人が読んでも、ちょっとゾクッとする内容でした。

  • もう少し文章が簡潔だと退屈せずに読めたのかもしれないですが、どれもなんとなく似た感じの題材で少し飽きてしまいました。でも登場するお父さんたちの大人とは思えない取り乱しようや言動はある意味面白い。古い作品なので女性に対する発言や自閉症に関する記述など、今とはだいぶ違うなと感じました。その一方で、家族関係の希薄さは今でもしばしば問題にされることですし、かべの中のお父さんの話などは、親の介護を一人で背負う息子を連想してしまいました。ホラーテイストですが、いろいろ考えさせられる話でもあります。

  • 小学生の時にフォア文庫版を買ってもらって読んだ。『おとうさんがいっぱい』…おもしろそうだなあ、と思って読んだのに、怖ろしさに震えることになった。
    「どこへもゆけない道」と「ぼくは五階で」が特に怖くて印象に残っているのだけど、今読むと「かべは知っていた」がすごくじわじわ来る。

  • 小学校の時に図書館で借りた本なのに
    いまだに忘れられない

    おとうさんがいっぱい

    世にも奇妙な物語みたいな感じで
    じわじわとぞわぞわする。
    大人になった今でも
    こんな事が起きるんじゃないかって
    ちょっぴり思っている。

  • 読んだ当時、シュールな世界観に衝撃を受けた。子供ながらにゾクッとした記憶が。児童書だけど大人が読んでも面白いと思う

  • 星新一のショートショートみたい

  • こどもの頃に読みたかったな。
    こどもの頃に、何気なく手に取って図書館の片隅でひっそり読む(ここがポイント。大人がすすめて読むのでは駄目)、そしたらきっとすごく衝撃を受けたに違いない。

    ただ、大人の方が、怖さをより感じるでしょう。
    こどもの本と思って侮るなかれ。

  • 表題作と壁の作品はまあまあおもしろい

    お父さんが増えなかった家庭の描写は、子供にはわからないブラックジョーク 

    その他の作品は不条理なだけで、その構造には特に触れない思いつきの作品
    主要な登場人物はひとりなので話は広がらず、展開も深みがない

    だけど子供にとっては無意味に強いショックを与えかねない内容なので危険かと思う

    児童書としては単なる暴力になり、一般書だと捉えたら退屈かな。

  • シュールな児童書。「世にも奇妙な物語」のような話ばかりが収録されています。全編を通して、主人公はどうやら小学生くらいの子どもたち。彼らのクスッと笑っちゃう状況が、どんどん恐怖に変わっていきます。

    「ゆめであいましょう」「どこへもゆけない道」「ぼくは5階で」「おとうさんがいっぱい」「かべは知っていた」全5編収録。

    この本が1975年に出た本(当時はロマンブック版)というから驚き。今でも充分に通用する内容です。

  • 小学生の時に読んでガツーンと衝撃を受けた作品。
    ラストの、このままどこへでも行けそうな解放感、あれを味わえる作品は中々ない。
    これはぜひ子どものうちに読んでおくべき。

  • 穏やかな毎日のために、切り捨てられてそうになったものたちが逃げ込んだ水たまり。そんな水たまりの飛沫をあげてしまった子供たちの話。
    ほんとに水たまりなんだろうか?日常が少しバランスを失えば、水は穴だらけの街のあちこちから噴き出してくるんではないだろうか?そしたら大人だってひとたまりもない。

  • R指定童話?
    ある種の刺激がありすぎてある程度の年齢以上でないとお薦めできません。
    童話としては独特な位置にある作品。
    そもそも童話として扱うのは反則かも。

  • 短編が5つ載ってます。

    『ゆめであいましょう』
    夢をみた。夢の中でどこかでみたような家、そして・・

    『どこへもゆけない道』
    駅からの帰り道、いつもとは違う道順をえらんでみると、辿り着いた我が家にいたのは・・・

    『ぼくは5階で』
    外に遊びにでかけようとドアを引いたら開かない、押したら開いたが外には出れずにまたもとの部屋へ。
    なんとか出ようとするのだけれど・・・

    『おとうさんがいっぱい』
    電話がかかってきた。おとうさんから。でも家にはすでにいるのに。
    また電話が鳴った。いとこからだ。おとうさんが3人になったって。
    どうやら全国いたるところで父親が増えているらしい。
    コピーしたかのように全く同じのが。

    『かべは知っていた』
    夫婦喧嘩をしたおとうさんは、壁に中に入って暮らしてやると。冗談で言ったのだか、本当に入ってしまった。


    どの話も、それでどうなるの??ってラストがはっきりしないの。
    曖昧なまま終わります。読後とても怖いのです。

    特に、表題作にもなっている『おとうさんがいっぱい』が面白いですね。国家の手で管理って何ですか。それも怖いが、オチがまたゾクッとします。

  • 他の方のレビューを見て少しハードルを上げ過ぎてしまった感が。
    しかし簡単な文章ながら背筋が寒くなりました…

  • おうちのおとうさんがみんな増えた
    夢の中のような現実からずれた感、ぼやけた絵。だけど最後のオチはくっきりしてる。10歳くらいかな?タイミング良く読んだなら、ちょっと怖いかも。

  • 子供の時に読んでたらたぶん忘れられない

  • 三田村 信行 作
    佐々木 マキ  絵
    理論社 (2003/02)
      (新・名作の愛蔵版)

    えっ!?これって児童文学だよねっておもわずうなります
    でも うん こういうのもありかな
    子供だからといっていつも
    ハピーエンドでなければならないのはおかしいし
    不条理な世界もいいのかな

    表紙の佐々木 マキ さんのイラストに惹かれて読んだのですが おもしろい作家ですね
    ずいぶん沢山書いておられます

    1975年の初版では酷評されたようですが
    1988年は文庫化 そして愛蔵版が出版されています

    ≪ 子供にも 穴に落ち込む 本もあり ≫

  • 70年代の児童文学ながら内容は今でも読み応え充分なモダンホラー。団地の部屋から出られなくなる話は特に怖い、終始子供目線なのが余計恐怖を高める。児童文学だからといってゆるいハッピーエンドにするのではなく容赦なくシニカルな結末が待っているところが、大人が読んでも面白くこの本がいつまでも古びない魅力でもあると思う。

  • 下の子が久しぶりに「これ読んで」と持ってきて思い出した。
    児童書だが、不条理で大層怖い本である。

    舗装道路の真ん中に突然現れる底なしの落とし穴のような、シュールな、かつ虚無の世界。
    考えれば考えるほど、見つめれば見つめるほど、怖さがいや増す怪作。

  • 星新一や乙一のようなシュールな話で面白かった。
    或いは世にも奇妙な物語的な。明解な解決などが無いので、これを子供の時に読んだらきっとトラウマになる気がします。

  • みなさんのレビューを見ると、子供の頃に読んだことがある人が多いんですね。僕はいい歳した大人ですが、初めて読みました。

    不思議なお話しの短編が5話収録されています。
    一応児童書なんだろうけど、内容はけっこうダーク。
    子供が読んだら怖いと思う。

  • ちょっと怖い短編集。5つの不思議なお話が入っています。 小学生の時に図書室で借りて読みました。読んだ後しばらく、冗談でなくどこかビクビク怯えて暮らしてたのを覚えています。その時の衝撃が忘れられず、復刊を知って購入しました。今はさすがにそこまで怯えないけど、やっぱりおもしろくて、やっぱり怖い。

  • なつかしくて買ってしまった。

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