おとうさんがいっぱい (新・名作の愛蔵版)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 454
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652005149

感想・レビュー・書評

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  • 小学校中学年か高学年のときにはじめて読んだのですが、
    なぜこれが小学生の推薦図書なのか と衝撃を受けた本。
    でもずっと忘れられなくて、おとなになってから
    さがして ふたたび買いもとめました。
    5つの短編からなりますが、どの物語もとにかくこわい。
    ホラーや スプラッタとはちがうこわさで、
    日常や自分の存在のふたしかさ、不条理さに不安をいだき、
    思わずまわりを見まわして 確かめたくなります。

  • 小学生のときに、同じクラスの丹澤くんが読書感想文で発表したのがおもしろくて購入。
    かれこれ15年近く前!?読み返しても今なお色褪せない魅力。
    すごく衝撃、震撼させられた作品です。とりあえず夜の1人トイレが困難になった想い出があります。
    家族間の心のスキマに、スッと入り込む次元の歪みのようなもの。それが恐怖として子供心にじわりじわーりと迫ってくる。大人になったいまでも、読み返すとトイレまでの道のりが気が重くなります。。。

  • 2007.5/5
     1966年に書かれたというのがすごい。いまだにおもしろい。

  • ぼくが最近読んだ本の中でいちばんおもしろかった本です。不思議なお話が5話。一気に読んでしまいました。特に後半の2つの話が好きです。また読みたいです。

  • 怖い怖い怖い…小学生の頃、学級文庫で見つけたんですが、なんでこの本が小学生向けなんだろうって不思議に思います。あれから一度も読み返していないので内容もうろ覚えなんですが、とにかく怖い。お化けだとか怪談だとか、そういう怖さじゃなくって、世にも奇妙な物語…に似た怖さがあります。絶対に無いとわかっているのに、妙にリアルで怖いというか…。非日常的なのに日常的というか。短編集ですが、どれも怖いです(笑)<BR>
    <BR>
    ★ここから少しネタばれです。<BR>
    私が特に怖かったのは、いつもと違う道を通ると家に帰れなくなる…みたいな話と、自宅であるマンションの一室から出られなくなってしまう話。印象的なのはおとうさんが壁に入ってしまう話。もう一回読みたいなあ。今読んだら、どんな風に思うんだろう。

  • 星新一のような、ちょっと先に暗闇がある感じのショートストーリーズ。

  • 短編5作が収録されていて、、、
    どれも大声で笑えるような話ではないのです。。。

    結構どれもすっきりしない終わり、、、
    だからかえってどうなったか考えちゃうかも、、、

    これ小学生向きになっているけれど、、、
    結構ダークなお話かとおもわれる。。。

    うぅ。。。

  • かべに入ってしまったお父さんが切ないです。

  • 平凡な毎日が覆される物語。怖いです。

  • 小学生の頃読みました。すごく怖かった

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著者プロフィール

1939年東京に生まれる。
早稲田大学文学部卒業。児童文学作家。
主な作品に、「おとうさんがいっぱい」「風を売る男」「ものまね鳥を撃つな」「風の陰陽師」などがある。

「2019年 『漱石と熊楠 同時代を生きた二人の巨人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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