- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652006726
作品紹介・あらすじ
学者のイツカとカワウソのドコカが、湖の恐竜探しにやってきます。イツカは腹話術でみんなを楽しませてくれますが…。
感想・レビュー・書評
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星議なお話のこそあどの森の9冊目
ある日突然湖にいる怪獣のことを研究している人がやってきたが実はその人は...。
やっぱりこそあどの森はふしぎなお話だなと思いました。 -
大人の人にもメッセージがあると思う
決めつけて話しちゃいけないよとか
過去の思い出についてとか
ぴぴろがこのシリーズを再読していて
昔と違った見方で読んだって言っていたっけ
児童書にしておくにはもったいないな
文字が大きいから、うんと大人の人にもストレスなく読めますよ(^^;) -
泣けちゃうくらいええ話やでほんま。
双子が住む湖のほとりにある日テントがはられていました。どうやら、博物学者バーバさんを知っている学者のようです。一体何をしに、何のためにやってきたどんな人なのだろう?興味をもった双子は(双子はなんにでも興味を持つのです)翌日、スキッパーを誘ってテントの人に会いに行くことにしました。
巻を追うごとにトワイエさんへの愛が深まっていきます。話の進行上、どうしても必要な人なんでしょうね。双子がストーリーを突散らかす役割だとすれば、それを軌道修正したり繋げる役割。その繋げ方がさり気なくてツボにはまりまくる。
このお話では、ポットさんもいい味出してました。こそあどの森に住む子どもたちを心配するあまり、疑心暗鬼になってしまうところ。口うるさい人じゃなくて人情深い人なんだろうなと思ってたら、やっぱりそうか!と思わせる展開になりました。
今回もとてもいい話でした。切なくて泣けます。余韻を残さずすっと終わる締め方が余計に心を揺さぶります。うまいな~ほんと。 -
こそあどの森 第9作
ふたごの家の近くにはられた見知らぬテント。
海獣学者のイツカと、カワウソのドコカ。
学者であり、腹話術師であるイツカの話に、
スキッパーは興味をひかれていきますが…。
前作の真紅水晶がキーになります。
一冊一冊は独立した物語なんだけど、
少しずつ繋がっていたりするのがとても好きです。 -
こそあどシリーズは全部好きです。
このこそばゆくて、あったかくて、ゆかいで、やさしい所が好きです。
何回でも、ずっと、読み返したくなるシリーズだと思います。 -
シリーズ9作目。
「学者のイツカとカワウソのドコカが、湖の恐竜探しにやってきます。イツカは腹話術でみんなを楽しませてくれますが…。」
親子で寝る前にこそあどシリーズを読んでいる。
こそあどの森に住む人みんなが、自分たちの家族のよう。それぞれの性格を知っているから、一つ一つのセリフが「その人らしいな」と感じられて面白い。
スキッパー、海獣学者に会えて本当にうれしそう。だからこそ、イツカとドコカはいい人であってほしい~と願いながら娘たちは聞いていた。
”スキッパーは、すこしはずかしかったけれど、思いきっていいました。
「ぼく、イツカさんみたいに、なりたいです!」
イツカはおどろいたような顔でスキッパーを見ました。
そして、ずいぶんたってから、
「あ、・・・ああ、わたしみたいに・・・そ、そうですか・・・。」と、言いました。”
きっとイツカは、本物の海獣学者になるね。
”ウソがほんとに”ってこと、あるもの。知識も道具も、あるし、相棒もいるしね^^ -
ええ話や…。自分を大事におもってくれる人がいた。その記憶だけで前を向ける。
素数ゼミ的な話がリアルだ。