- Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652013243
感想・レビュー・書評
-
3年。一日中雨の降る王国には代々気前のいい王様がいた。新たな王さまが国民にあげようと思い付いたのは、空のつめものをするボタンだった。小さな頼りない竜と一緒にボタン探しの冒険へ。
なかがわちひろさんのお話の中でも落ち着いた文学的なお話は中学年にも◎。可愛らしさと共に、優しい感動をもたらしてくれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一年中雨が降っている、ある王国の「小さな王さま」と、竜らしくない「小さな竜」の不思議な冒険物語。
なんか夢を見てるみたいな感覚で読み進めました。
タイトルには「かっこわるい竜」とあるけど、実はめちゃくちゃかっこいい竜のお話です。
全ページに味のある絵があしらわれていて、絵本みたいな温かみを感じる本でした。
悪い人物が一人も出てこず、誰も不幸にしない幸せな物語です。 -
「舞台は、一年中雨のやまない王国。
王さまは、国民にからりと晴れた空をプレゼントするために冒険の旅にでます。
お城も家来もなく、かっこわるい竜しか持っていない小さな王さまは、ヒーローではありません。どちらかといば、その逆…。だれにも認められなくても、自分自身に静かにプライドを持つ方法を教えてくれるお話です」 -
面白いと小4の娘が紹介してくれた本。歴代の王が国民に色々なものを分け与えすぎてもう分け与えるものがなく、あとは小さな竜がいるだけ、というところからお話がはじまる。
小さな王さまの冒険はスケールが大きく、ラストも含めて、満足感のかんじられる本だと思いました。控えめな描きすぎない挿し絵が可愛らしく、素敵です。 -
温かいお話だなって思った
王さまは小さいし、竜もかっこわるいかもしれないけど、2人は強い子たちです
よく見たら表紙にたくさんボタンが描いてあってカワイ〜〜 -
簡単そうに思えて、実はすごく難しいことを、何の迷いもなく簡単にやってきた歴代の王さまたち。
小さな王さまの行動力と勇気もすごい。
そして、かっこわるい竜、かわいい。
イラストもかわいかった。 -
2016年7月4日
装幀/郷坪浩子 -
ほんわ~~か、かわいい。
なかがわちひろさんの世界は大好き。 -
絵がかわいい。何か知ってる気がすると思ったら『天使のかいかた』の人かー。