自分にふさわしい場所

著者 :
  • 理論社
3.70
  • (18)
  • (21)
  • (34)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 182
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652077375

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ほんとにね、理論社は良い本作ってるんですよ。実家から引っ張り出して来たんですが。この本も何度救われたか…
    文字を綴る人と、写真を撮る人と、デザインする人と、編集する人と、いろんな人が化学反応を起こして本が出来上がる。そんな事に気づかせてくれる本。

  • 今月三冊目の谷郁雄の詩集。これまでの二冊と異なり、少し長めで、散文的で、私小説的なものも感じる詩が多かったのですが、人生の意味だとか、そんなことをじっくり噛み締めながら読める力作だったと思います。

  • 谷郁雄・言葉
    とある。

    詩のように思うけれど
    谷郁雄からのメッセージのようでもあり、
    デザインされた言葉にも見える。

    写真も日常のワンシーンが
    匂い立つような、音まで聴こえるような
    いわゆるスタイリッシュでおしゃれで美しい
    だけのものではない。

    だから、より一層、身近に感じられるし
    言葉をひとつのデザインとして眺めて味わう。

    いつも、谷郁雄の言葉には
    胸の奥の血がさっと騒ぐような、
    哀しい部分をえぐられるような
    痛みと気づきをもらう。

    「自分にふさわしい場所」
    その居心地のよさと、悪さを思った。

  •  
    道を極めれば 人はいつか 自分にふさわしい場所に
    たどりつく

    この言葉が体に染みついている
    不器用なりにもこの人生を歩んでいきたい
    自分を信じて、前に進むことをやめなければ
    いつかたどりつくだろう
    自分にふさわしい場所に

    好きな人に贈った本。

  • 「いつか自分のふさわしい場所にたどりつく」

    「意味」

    「人はみな」

    の3つが特に好き。

  • でも
    本当は
    写せないものを
    写そうとしている
    (本文より抜粋)


    私この本すごく好き。

  • 流れるような言葉とホンマタカシさんの写真が邪魔することなく間に挟むのも、安心する。

    文字の間隔、レイアウト、手触り、全部好き。

  • ことばの余白

    文字、写真、レイアウト
    うっすらと色のついた余白
    本という形である意味。

  • ありふれた時間、あたりまえの生活、それは別の角度からみれば、とても贅沢なものであり、自分しか見れない事もそこから生まれているということ。そんな「当たり前」を感謝させてくれるような詩。

  • 書かれているコトバだけでなく、本の大きさや装丁、フォント、文字間隔、行間、写真など、ずっとそばに置いておきたい本の一つ。

全23件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1955年三重県生まれ。同志社大学文学部英文学科中退。90年『死の色も少しだけ』(思潮社)で詩人デビュー。93年『マンハッタンの夕焼け』(思潮社)がBunkamuraドゥマゴ文学賞候補に。詩集に『自分にふさわしい場所』(写真・ホンマタカシ)、『定員オーバー』(写真・長島有里枝)以上、理論社。『実況中継』(写真・浅田政志 実業之日本社)、『空を見上げる』(写真・石川直樹 武田ランダムハウスジャパン)、『君のとなりに』(写真・谷今日子 角川学芸出版)、『思春期』(写真・青山裕企 ピエ・ブックス)、『無用のかがやき』(写真・リリー・フランキー 実業之日本社文庫)、『透明人間⇄再出発』(写真・青山裕企 ミシマ社)ほか多数。

「2011年 『谷郁雄エッセイ集 日々はそれでも輝いて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷郁雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×