- Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652078174
感想・レビュー・書評
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369.27-クラ 300137155
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以前まで「生きにくい」と感じることがあっても、それは自分のせいだと考えていた。でも本当に自分のせいだろうか?というのがこの話の内容。自分が多数派だから気づかないこと、少数派であることの理解されにくさ…自分は長い間勘違いをしてきたようだ。まだまだすべての人に理解されるのは難しい。いや無理かもしれない。しかし私はこの本を読んで確実に考えが変わった。
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「ふつう」とされている事柄について
それは多様な人々のことを考えられているのか
冷静に検討をする
障害、環境、性格などなど、
違いの要素はほんとにたくさん
「共生するということは
会ったことのない誰かのためにも
想像力を働かせて
積極的に負担を行える人がどのくらいいるのかに左右される」 -
先輩の薦めで読んだ。
障害学の学徒であり、自身も視覚障がい者である著者が、実体験をもとに、視覚障がい者に対して抱きがちな誤解や、障がい者に対する「「理解」にひそむ嘘くささ」などを示してくれる。
いずれも、障害学では常識的なはなしなのだろうけど、中学生以上を対象としたシリーズだけあって、とにかく読みやすい。
障がい者とそうではないとされる人たちの間の関係のみにとどまる話ではない。「多文化共生」を考える際に読みたい本。絶版かと思ったら、最近重版が出たみたい。 -
「普通」ということをとらえる難しさや、人付き合いでお互いのことを理解するためにどんなことを考える必要があるのかなど、読みながら考えることができる本だと思います。
特に弱視の人が抱いている葛藤などがリアルなこととして感じられました。
何らかの障害のある人と共生についてのお話もすごく良かったです。 -
視覚障害者についての理解は深まったと思います。
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2006.11.17
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「共生」「バリアフリー」などの言葉を再度考え直す本です。
障害があるということで、ひとくくりにされてしまったり、かかわりをもつこと自体嫌がられてしまったりするんですね。
知ってもらうこと、分ってもらうことの大変さが伝わりました。
「弱視」って100人いたら100通りの見え方があるんですよね。でも、それを会う人ごとに説明するのは 無理!!!!
すごーく共感しました!