魔女の愛した子

  • 理論社
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本棚登録 : 84
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652079119

作品紹介・あらすじ

森に捨てられた醜い赤ん坊。ひろったのは魔女。寓話と伝説に彩られた、少年と魔女の数奇な運命。

感想・レビュー・書評

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  • 入れ子の童話
    全体を通して 有名な童話が 所々 (*^^*)をだす
    さてあなたはいくつ気がついただろう

  • タイトル比喩表現なのかと思ったら、マジの方だった。
    07年刊行とは思えないほど古式ゆかしき海外ファンタジーであり、残酷なおとぎ話であり、普遍の母と子の物語でした。
    うん、面白かったな。
    魔術とは、愛とは何か。
    育児は育自であるという真実の証明。

  • ところどころ物語のパロディがあって面白い。
    前半は主人公にがっかりするけど、後半はイケメンな感じになっていて感動する。幸せになってよかった。ハッピーエンド大好きだよ!
    猫がイケメンだった。あと魔女さんが素敵だった。この二人の関係が老成していていい雰囲気。恋仲にはならない点がいい。

  • ランプにイライラした。魔女の女=母親が自分の本当の子供ではないランプに愛を注ぐのは魔法を使えなくなってからで、そういう意味で同等だと思った。赤ずきんの話が面白いです。

  • とある事情で本を無くしてしまったため、また買いたいと思っている本。

    魔女の母親と醜い容姿の息子の話。
    初めての子育てに間違いながらも前に進む。
    息子の過ちを見るたびに、自分はこんなことを母親にしなかっただろうかと思わされる。

    童話をもじったお話も出てきます。
    母親の愛情に気付かされる物語です。

  • ある女、魔女の家の前に赤ん坊が捨てられていた。それは誰もみたことのないほどに醜い男の子だった。ランプと名付け、クマのイスルにクマとして、そして魔神のバゴーダックスに部屋を作らせ、育てることに。
    魔女はランプをとても愛していたが、それが彼にはわからない。

    「赤ずきん」や「ラプンツェル」など、御馴染の童話から少しアレンジされて、うまい具合に登場してくるのが面白い。
    魔女としての力を失ってでも、彼を助けようとする女の愛情の描写が良い。

  • ちょっと説教臭い気がしました。

  • 人と違うって、どうしてあんなに恐怖だったのだろう。
    違って当たり前なのに、違ってるから素敵なのに。

    正直、何でそんなに自分以外に対して色々言えるのか分からないっす。
    自分が美しいと思うモノに対して褒めたり、憧れて近づきたいと思うのは分かるけど、
    否定する理由が分からない。
    ほっときゃいいじゃねぇか!と思う。


    でもそれが原因で傷ついて、別の誰かを傷つけたり、ってことが、この物語だけじゃなく、
    実際にあるんだよな…

    でも、紆余曲折あった中で、心から愛する人に愛してもらえた時の感動ったらないよね!

    最後に彼が魔女である母から授けられた、生涯でただ一度の魔法は途方もない幸せを生み出すのだけど、自分だったら、どんな結果を生むのか、知りたい気もするし、怖い気もするな。

  • 途中、読んでいると苛々します。でもやっぱり定番、ハッピーエンド。

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