失くした記憶の物語

  • 理論社
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本棚登録 : 181
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652079232

作品紹介・あらすじ

ある日、目を覚ましたら4年間の記憶がなくなっていた。初めてキスした相手、母がどうしていなくなったのか、新しい家の自分の部屋、そして、いちばん大切なあなたのこと-。

感想・レビュー・書評

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  • Gabrielle Zevin – Writer
    https://gabriellezevin.com/

    失くした記憶の物語 | 株式会社 理論社 | おとながこどもにかえる本、こどもがおとなにそだつ本
    https://www.rironsha.com/book/%e5%a4%b1%e3%81%8f%e3%81%97%e3%81%9f%e8%a8%98%e6%86%b6%e3%81%ae%e7%89%a9%e8%aa%9e

  • 女の子が記憶をなくして、その間に起きたことを少しずつ理解していく話。
    3人の男の子の中で揺れるなんて羨ましいなー。

  • 中3の生徒におススメされて読んだ本。
    天国から始まる物語の著者の2作目?らしい。

    階段からの転落事故をきっかけに4年間の記憶をなくしてしまったナオミが主人公。以前の自分にとらわれている前半と、それとは違うと抗い始める中盤、そして以前の自分・生まれ変わった自分と向き合う後半の移り変わりがとてもよかった。

    スポーツマンで単純な性格のエース、ハンサムで影のあるジェームズ、マイペースだけど優しくて主人公のよき理解者であるウィル。3人の男の子に翻弄される姿も16?17?歳らしくてほほえましい。

    中学生でこの本をおススメしてきた生徒のセンスの良さよ…。

  • 「書店主フィクリーのものがたり」が気に入ったのでこちらも読んでみた。
    部分的な記憶喪失により、人間関係を組み立て直さざるを得なくなった17歳の女の子の話。
    映画オタクのボーイフレンドいいなー。

  • 確かに展開としては面白いし、見事に3人のボーイフレンドの役割が分担されてて素晴らしい。

    けれど、結局綺麗にまとまっちゃってるしなぁ…………なんというかあんだけかき回しといて結末はこれ?という読後でした。

  • 小学生の生徒からかりて読んだ。

    事故で四年間の記憶を失くしたティーンエイジャーの話。恋とか恋とか。恋とか。あと家族や学校のこと。

    全てのことがキレイにまとまりすぎてて、なんだかなー。

    一人称で進む物語は嫌いじゃない。読みやすく、一気に読み終えた。
    (130604)

  • 筆者の前作『天国からはじまる物語』を以前に読んでいて、好印象を持った記憶があり、こちらも発売当初書店で見かけてから気になっていました。

    米国作品にはよく見られる主人公の一人称によって書かれています。そしてタイトル通り、主人公は記憶喪失。事故で記憶を失ったところから物語はスタートします。

    何やらデジャヴを覚えます。
    最近『リニューアル・ガール』に『盗まれた記憶の博物館』と記憶喪失関連の本に縁があるようです。無意識ではありますが。

    思春期真っ只中で記憶喪失になると言うことはかなりの大事件ですよね。望もうと望まざると注目を集めますし、勉強にクラブに恋愛に友情、家族・・・毎日頭を悩ませる事柄が多すぎます。

    忘れたい過去、忘れたくない過去。事実は事実としてそこにあり続けるわけですが、私にも記憶から抹消したい事柄の一つ二つあります。

    が。
    結局自分が忘れただけでは何も変わりませんね。また再度説明を受けるくらいなら自分以外の全員がそれを忘れてくれることを祈ります。

    YA小説ですから中心事は恋愛と友情、それから家族。人間関係ですね。それらはつまり『自分自身』に繋がるテーマです。
    高校生って外に目を向けながらも何より自分を考える時期じゃありませんか。進路のこともありますし。そして自分自身を知るには周りを見ること。

    自分を形成してきた過去を取り払った場合、よりニュートラルに思い、感じ、裸の自分を知ることができるのかも知れません。

    情報や記憶に左右され、公平に物事が見えなくなってしまうと言うことは少なくありません。

    そんなことを考えさせてくれた作品。

    そしてこの作品の登場人物は皆欠点は持っているけれど、憎むべきクソったれはあまりいない。そこが良いと思います。リアリティがあって。当事者以外の第三者が見たら、大体の人がさして害の無い人物、ですよね。

    ストーリー、構成、作品としては、全編通してまず読みやすい。一部海外作品と言うことで共感が難しい部分(例えば多出する洋楽)もありますが、調べればすぐに理解できます。

    終盤、転の部分は唐突で、小説としては物足りなさも感じさせますが、まずまずの結びかな、とも。ドラマチックさは前半にかなり発揮されてますからね。

    思春期の様々な側面を見せてくれる作品でした。大人の視点で見ても楽しめると思います。

  • 一つの出来事で

    気付けたたくさんの事。

    彼女は不幸ではなく

    幸せなことという事。

    考えさせられる
    素敵な作品でした。

  • ある日、目を覚ましたら
    四年間の記憶がなくなっていた
    初めてキスした相手
    母がどうしていなくなったのか
    新しい家の自分の部屋
    そして、いちばん大切なあなたのこと


    17歳の主人公
    ティーンエイジャーらしくと言えばいいのか ひどく自己中心的で恋愛のことばかり
    恋愛より大切なことってあるんだよ
    ねぇ近くに大切な人がいるのを気づいて!!

    将来一緒にいたい人と、恋する人ってぜんぜん違うんだなって思った

    ほら、あなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるの
    モンパチの曲みたいだね


    2011/12/13

  • 面白かったです。
    この本は読むたびに感想がかわりますね…
    前はジェームズが好きだったんだけど、今はウィル派です。
    今回読んでみて、ナオミとの友情話が一番覚えていますね。

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