チャペックショートセレクション 五つのパン (世界ショートセレクション)
- 理論社 (2019年8月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652203330
作品紹介・あらすじ
「小さな国の大きな作家」とよばれるチェコの国民的作家、カレル・チャペック。人間とは別の見方異なる考え方をする生き物だという考え方が色濃く伝わる、ユーモアあふれる彼の多角的な作品を13篇厳選して新訳でお届けする。
感想・レビュー・書評
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チャペックさんは、園芸家だけじゃなく脚本家でもあったとの事で、探して読んだ短編集。〝機械支配〟〝五つのパン〟など、読んでいると最後に自分にブーメランが返ってくるような、ドキッとする内容でした。
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13篇の内最後の「足跡」が一番良かった。が、ヨシタケシンスケの絵で見つけた本なので、本文に対する絵は何時もながら流石と思わされるものばかりでした。又、ロボットの生みの親のチャペックのショ-トセレクションとしても楽しめるものでした。
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チャペックらしい塩味の効いた短編13編。
ヨシタケシンスケのイラスト。欲を言えば、ヨゼフのイラストだったらもっと良かったのに… -
【収録作品】チンターマニと小鳥たち/盗まれたサボテン/老囚人の話/記録/飛べた男/法律案件/風邪/私たちの悪さ/機械が支配する/時代の没落/五つのパン/ユライ・チュプのうた/足跡
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ヨシタケさんの絵に釣られて。
クスリとはきたけど、まぁ
たまにはこんなの読むのも
いいか。 -
滑稽話かな。
「法律案件」や「時代の没落」、「五つのパン」は、星新一のショートショートに近いブラックユーモアで、好き。 -
図書館で見つけた本である。
ロレンス、マーク・トウェイン、チェーホフをこのシリーズで、読んだ。
時代背景や宗教、民族の違いてとそれを理解出来てないと読み辛い所が、多い。
これまで、チヤペック氏の本は読んだことが無かった。
ボヘミヤ生まれの作家で、プラハ大学で、哲学を学んだだけあって、本の内容も、人間の欲などユニークに描かれている。
最初の「チンターマニと小鳥たち」の絨毯への執着も…
囚人に関しての話も多い。
13話が、描かれているけど、やはり、題名の「五つのパン」や「飛べた男」のような超能力。
ミステリアスのような「足跡」は、面白かった。
ヨシタケシンスケの絵に惹かれて、読んだけど、児童書にしては、理解しがたい。 -
娘図書。
元々翻訳物は苦手だったけれど…。シュールというか、皮肉っぽい終わり方というか…。
全く面白さが分からなかった。 -
この時期になって、自称分類【翻訳書】創設初登録著書。挿絵に誘われました☆