ファイアー

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 83
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652203781

作品紹介・あらすじ

夜中にサイレンの音で目を覚ましたショウ。ベランダから見ると、かおるちゃん家の近くで炎が上がっていた。翌日、「怖かったよ」と言って、火事のときのことを話しはじめるかおるちゃんが、ショウには急に大人っぽく感じられるのだった……。
生きにくい今を泳ぎわたる少年少女たちへ贈る、長谷川集平5年ぶりの描き下ろし絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 「はせがわくんきらいや」の衝撃デビュー
    あるとき、「いいよね、あの作家」
    なんて話していたら、その人が
    「友達よ、よかったらあげる」
    そう言ってサイン入りの絵本を送ってくれた
    感激!

    トリゴラス
    火事を起こす怪獣

    今、戦争を起こす怪獣が暴れてるよ
    タスケテ

    ≪ こわいもの 地震・雷 火事・戦争 ≫

  • 火災現場の近くに住んでいた友達の話。こんな日常がありそう。

  • 夜中に駅の向こうで大きな火事があった。かおるちゃんの家の方だ。次の日、かおるちゃんの家は無事だったけれど体育館に避難しているという。ぼくは、友達と体育館ヘ行くことにした。

    火事という恐怖と、ほのかな気持ち。長谷川集平って、こういう微妙な心理を描くのがうまいなぁ。

  • 地震、雷、火事、親父‥じゃなくて戦争

    災害はいつどこで起こるのか分からない。
    備は万全に!

  • 元気がある題名「ファイアー」だが、それは裏表紙の怪獣トリゴラスが吹き出した炎が火事となる表紙へと続く。何とも言えない味がある長谷川集平さんの作品。

  • 火事を題材にしているけど、リアルと幻想が混じってよく分からない。

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著者プロフィール

1955年、兵庫県姫路市に生まれる。
絵本、小説、評論、翻訳、作詞作曲、演奏など多様な表現を試みる。長崎市在住。
1976年第3回創作えほん新人賞を受賞した『はせがわくん きらいや』(すばる書房/現在、復刊ドットコム)でデビュー。
森永ヒ素ミルク中毒事件(長谷川自身もヒ素の入った粉ミルクを飲んだ)を扱いながら、日本人の生活や心理を大胆に切り取り、斬新な絵本作法で鮮烈なデビューを飾った。
『見えない絵本』(理論社)で、1990年第20回赤い鳥文学賞。
『石とダイヤモンド』(講談社)、『鉛筆デッサン小池さん』(筑摩書房)で、1992年第14回路傍の石文学賞。
『ホームランを打ったことのない君に』(理論社)で、2007年第12回日本絵本賞。
ジャンルを問わず作品多数。2012年、第34回姫路市芸術文化賞。
2013年『およぐひと』、2014年『アイタイ』(解放出版社)を刊行。原発災害に向き合った視点を貫く。
2002年から京都造形芸術大学客員教授。

「2015年 『あなに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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