- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750318585
作品紹介・あらすじ
ラディカルな政治発言を繰り出す「活動する知識人」と,「生成文法」で知られる言語学者。チョムスキーのこの二面性について,本人が行った分かりやすい説明を,さらに著者二人が解説文とイラストで補完。“二人”のチョムスキーを架橋する画期的な入門書。
感想・レビュー・書評
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下関に向かう新幹線の車内で読んでいたの覚えています。
内容が思い出せないんですよね・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イラストが多く、簡単に読めるかなと思ったけど難しかったー。でもチョムスキーがいろんな反論に対し自分の言葉で解説してるのが面白かったです。言語学者と社会変革者の両方のチョムスキーを知るのにピッタリの入門書だと思います。
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言語学者のノーム・チョムスキーと著者であるジョン・C・マーハが漫画の対談形式で、言語学者のチョムスキーと社会評論家としてのチョムスキーを描き出して行く。非常にかいつまんだ部分しかおそらく著者は書いていないので、この一冊でチョムスキーの全容を知る事はできないが(当たり前かもしれないが・・・)「触り」の部分を分かりやすく楽しみながら読み進める。過去の言語学者・哲学者の言葉を引き合いに出しながら、チョムスキーが「生成文法」「言語生得説」に至った経緯がよくわかる。言語学の基礎を築いたと言われるフェルディナンド・ソシュールの理論を一蹴した所から彼の言説がいかに異彩をはなっているのかよく分かった。他にもチョムスキーの著書に挑戦してみたい。
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生成文法を学べる本ではないので,この本から入門という形はとれないでしょう。しかし,いい本だと思います。最近の言語学では,チョムスキーは老害だと考える立場もありますが,チョムスキーほど自分の理論をより洗練させようと試みてきた言語学者はいないのではないでしょうか? もちろん,完全な理論はないので,問題点を指摘することはどんな観点からも可能ですので,批判をすること自体は自然なことですが,批判しっぱなし,というか批判のための批判で終わるものも多いと思います。チョムスキーが行う批判はそんなヤワなもんじゃない,ということが言語研究にも彼の社会哲学にも現れています。責任ある批判的態度は,老害とおっしゃる立場の人もそこは否定してはいけないと思います。
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completely over my head
チョムスキーのPhoto bookかFan bookという位置づけです。
すごい遠い人ということがわかった。
わからないということがわかった。
イラストや写真ばかりなのに、説明文が全く理解できない。
これいつかわかる日が来るのでしょうか‥ -
イラスト,漫画入りで見た目は,気軽に読めそうな本。しかし,中身はかなり難しい。チョムスキーの理論そのものが難しいので,気軽に読めるものではないのだろう。少しでも知識があればいいのだろうが,入門とは言えない本だと思う。
前に読んだ「チョムスキー」より,中身はある。
もちろん,いくらかはチョムスキーについてぼんやりとは分かるような気がする。ただ,まだまだ入門の段階にも入った気がしないので,さらなる入門書をさがすことにする。
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全体の3分の2がチョムスキーの言語論、残りはチョムスキーの社会論という構成で、絵や写真を豊富に交えてまるで漫画のように描く入門書。
チョムスキーの言語論部分に関しては、生成文法の思想について抽象的な事項が中心である分、上記町田健の著作よりも難しい。ツリーが出てきて○○移動、のような話はあまり出てこない。しかし生成文法の考え方の入門書としては有用で、チョムスキーのナマの言葉が引用されている点は生き生きとしていて面白く読める。そして、最も面白いと思った点は、他の言語学者らがたくさん出てきて、それら言語学者らの考え方についてチョムスキーが批評している部分が結構多く、チョムスキーの言葉を読者が咀嚼しながら読み進める過程で、生成文法について考えさせられる部分が多いことである。その点で、本書はとても面白い。チョムスキーの社会論に関してはおれは全くの門外漢でそんなに興味はないが、それでも興味深く読める。
最後の田中克彦の解説や文献案内もおれのような初心者にとっては役立つ。ただ、全体的に絵や写真が多すぎて、個人的には読みにくく感じる部分があった。(とは言っても絵や写真が多くて漫画っぽい、ということが本書の一大特徴であることは確か。)地の文がチョムスキーの言葉なのか著者の言葉なのか誰のなのか分からなくなることがあった。
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チョムスキー懐かしいなぁ。
と学生時代を思い出しつつ...
でも、こういう学習マンガな形態って
誰のためなんだ?
大学生とかならちゃんと本読めよって感じもするんだが...
忙しい大人のための教養ってとこか? -
半分マンガでわかりやすく説明してあります。内容はちょっと軽めでした。