1930年に南仏のトゥーロンに生まれる。民衆教育およびアニマシオンに関わる研究を専門とする社会学者であり、1955年頃から民衆と文化(PEC)に加盟し、1961年にはPEC女性委員会の責任者を務める。1970年から国立民衆教育研究所(INEP)に研究員として勤務し、当時のアニマシオン研究を先導したLes Cahiers de l'animation(アニマシオン研究誌)の編集長を1978年から1986年まで務め、自らも多くの論文を発表する。その後、国立科学研究所(CNRS)に移り研究活動を精力的に続け、その間民衆教育団体や技術短期大学部(IUT)等でのアニマトゥール養成にも関わる。
代表的な論文・著作にLa dynamique sociale des associaitons, Les Cahiers de l'animation, n° 39, 1983.(邦訳・岩橋恵子「アソシアシオンの社会的ダイナミックス」『志學館大学文学部研究紀要』第22巻第1号、2000年),Profession: animateur, Privat, 1989.(『職業アニマトゥール』),Dictionnaire Biographique des Militants 19e - 20e siecles De l'education populaire a l'action culturelle, L'Harmattan, 1996.(『19−20世紀の闘士的活動家伝記事典——民衆教育から文化活動まで』M・ロムールとの共編),Des elites de societe pour demain? eres, 1996.(『明日ための社会のエリート』),Education populaire: le tournant des annees 70, L'Harmattan, 2000.(『民衆教育:転機の1970年代』)などがある。