子どもと家族にやさしい社会 フィンランド

制作 : 渡辺 久子  トゥーラ タンミネン  高橋 睦子 
  • 明石書店
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本棚登録 : 33
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750330921

作品紹介・あらすじ

赤ちゃん中心につくる安心で平等なフィンランド社会の子ども家族福祉の具体的な施策を紹介。乳幼児のメンタルヘルスと子どもと家族の人間関係性に配慮し、社会全体で子育てをサポート。世界乳幼児精神保健学会世界大会(2008年横浜)から生まれた本。

感想・レビュー・書評

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  • 明治維新以来の教育の手法では、百年経ってもフィンランドには追いつけない。そんな印象を受けました。

  • 第11回世界乳幼児精神保健学会世界大会の成果をまとめたもの。
    でも、わかりやすく書かれてる。

    フィンランドの出産体制、育児体制を紹介しながら、何が日本に必要なのかを考えさせてくれる5つの文章と3つのコラム、資料が掲載される。

    子どもの対等性、赤ちゃんに寄り添うことの重要性。それができる社会のバックアップづくり。政府だけに丸投げするのではなく、ボランタリーにそれを達成していったフィンランドの長い営みを見る。
    翻って、日本の政治は、と考えるのではなく、一人ひとりが考え、いい状況になるように考え行動しなければならないのだ、ということを知らせようとしている。表面だけ、たとえば、「子ども手当て」だけまねてもだめなのは、ここ数年でわかったし。
    緊急の特効薬ではなく、長く続けられるバランスのよい食事。そういう感じの育児が社会に求められている。
    そういう気持ちに、でも、実際の子育て中ではできなくて。はっと気づけるように。意識だけはしたい、と思った。

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