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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750333281
作品紹介・あらすじ
地域協力機構としてのASEANが、とりまく地域国際環境の変容と域内諸国の対ASEANコミットメントの実態との両側面で機能しうるか否かを、「ASEAN幻想論」「ASEAN二層化」「民主化」「反テロ戦争」のキーワードを基に明らかにする。
感想・レビュー・書評
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ASEANが抱える最大の域内経済問題はいわゆる、ASEANデバイドである。経済発展水準と経済規模が大きく異なる国々が1つの地域協力機構に属しているのである。中国やインドの台頭がアジアの地域関係を変えようとしている。
リアリズムの国際政治学はパワーの変動に対する国家行動に関して極めて単純な図式を提示する。すなわち、パワーを増大させる国家の登場に対して他の国家のとる対応策としてはバランシング、つまり軍事力の増強など時刻のパワーを増大させる行動をとるか、他の諸国と力をあわせて台頭するパワーに対抗する連合を形成することである。あるいは巨大な国家の力の前に勝ち馬に乗るか、相手の軍門に下るかということである。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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