- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750334400
作品紹介・あらすじ
オバマ大統領が自分の娘たちにむけて、社会に影響を与えた13人の人物を紹介しながら、力をもつのは特別な人だけではないこと、あらゆる子どもたちは世界を変えうる大きな可能性をもつことを説く。イラストは、数多くの賞を受賞しているローレン・ロング。
感想・レビュー・書評
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アメリカのバラク・オバマ大統領が、ふたりの娘に宛てた愛情のこもった手紙でもあり、13人の偉人たちになぞらえた国の理想を語った絵本でもある。
【しってるかい?きみたちには ものを つくりだす ちからが ある、ってことを】で始まり、以下、芸術・科学・スポーツ・教育等々、様々なジャンルの偉人たちが登場しては、夢を追い求め、道を切り開く可能性が誰にでもあるということを力強くうたいあげている。
アメリカ人が書いたので、当然のことながら偉人はみんなアメリカ人。
日本人が書いたわけじゃないので、怒らない、怒らない(笑)。
アフリカ系のアメリカ人も含まれているところが、オバマさんらしいとも言えるかな。
ローレン・ロングの挿絵がとても見やすくて文字も大きいため、読み聞かせにも向く。
内容が高学年向けなので、卒業の時期などに良いかもしれない。
と褒めたのに星3つなのは、綺麗な言葉ばかり並べてあって、心に響かないのだ。
漠然とし過ぎていて具体的な行動案はなく、全体に流れる「アメリカ万歳」的なものも嫌味に感じてきて。
考えようによっては、他国ではこれが常識であり、それを一面に押し出せない日本が病んでいるのかもしれない。。
13人の偉人の中には、この人を入れるのはNGというのもあり、それはまぁ私が日本人だからなのだろう。
大統領が書いたと思うと、どうしても政治的なものを連想してしまうのが困ったところ。
親心は世界共通なのねと思って読むと、気にならないのだろう。
巻末に、それぞれの偉人たちの紹介文も載っている。
リンカーンやジョージ・ワシントン、キング牧師やヘレン・ケラーなどはいかにもだが、ビリー・ホリデイやジャッキー・ロビンソンの名前まで列挙してあるのが新鮮だ。
ここから、伝記を読む手がかりもつかめることだろう。
約8分。大型なので、右手が震えてきそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お父さん読み。心に残る1冊です。
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こうしたことが胸を張って語られる時代になって欲しいものだ。
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人それぞれ、違っても皆んな何か持っている…
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2017/1/30
999||ロ (2階絵本)
先日、任期を終えたオバマ前アメリカ大統領が娘たちに送った手紙です。
「しってるかい?」につづく言葉、子どもたちへのメッセージとして世界をよくしていきたいという思いが伝わってきます。
この絵本はとても淡々と静かな感じです。彼の去り際のように。次の大統領があまりに強烈すぎて、そう思うのかもしれませんね。 -
2016.03 6-3
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良いと思います。日本の政治家からは、こういう本は出てこないんじゃないかと思ってしまいました。(あくまでも個人的な意見なので)
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伝記を読むきっかけに。
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E オ 登録番号9179
絵本