新しい安全保障論の視座―人間・環境・経済・情報

  • 亜紀書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750500133

作品紹介・あらすじ

安全保障とは、主に国家間の軍事的脅威に対処することを意味した。しかしここ10数年、脅威の対象を拡げ、国家破綻やサイバー・テロ、さらには環境破壊や過度の輸出攻勢までも安全保障に取り込む動きが台頭した。安全保障概念の歴史を辿るとともに、新思潮の是非を検証する意欲作。

感想・レビュー・書評

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  • 情報安全保障という概念が登場しつつあった21世紀初頭の本。
    従来国家の安全保障とは外敵から国土を守ることであった。ところがIT革命によって脅威の源泉も守るべき対象も多様化した。インターネットは地理的空間とは異なるサイバースペースと呼ばれるもう1つの空間を作りだし、外部からの侵略に対する国境線防衛の意味を著しく低下させた。

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著者プロフィール

筑波大学人文社会科学研究科教授

「2007年 『「新しい安全保障」論の視座』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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