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- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750507019
作品紹介・あらすじ
全面改訂で[いちばん新しい安全保障論]を提示!
安全保障とは、主に国家間の軍事的脅威に対処することを意味した。しかしここ十数年、脅威の対象を拡げ、国家破綻やサイバー・テロ、さらには環境破壊や過度の輸出攻勢までも安全保障の対象に取り込む動きが台頭してきた。これに加え、9.11事件以降は国際テロリズムと大量破壊兵器の拡散問題が注目されている。安全保障概念の歴史をたどり、その現代的意味を問うとともに、新たに第7章「現代テロリズムと大量破壊兵器」を加え、新思潮の是非を検証する。
感想・レビュー・書評
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サイバーテロとは、コンピュータ・ネットワークを通じて各国の国防、治安などに関係するコンピュータ・システムに不正に侵入し、データを破壊、改ざんするなどの手段で、社会の重要基盤を機能不全に陥れるテロ行為である。ここでは、戦争とテロ、戦争と犯罪との協会はきわめて曖昧となる。サイバー戦争は国家が行うサイバー攻撃であるが、サイバーテロは個人を含む非国家主体が行うことである。同じ行為であっても、サイバー攻撃の発動の主体が国家であれば、戦争となり、非国家主体であればテロとされる。
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