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- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750514246
感想・レビュー・書評
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本の表紙に惹かれて読みました。
妖艶な吸血鬼が印象的で終わり方は潔さを感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
吸血鬼、という存在が
ヨーロッパでどのように恐怖の対象だったのかを
垣間見ることが出来たお話でした。
ホラー童話というのでしょうか。
ストーリーそのものは難解ではなく、
先を予測しながら読めるものですが、
得体の知れないものに対する不気味さが
ひしひしと伝わる描写が魅力的でした。 -
装丁、フォントといい、雰囲気のある本。
19世紀に書かれたこの物語は、日本でずいぶん昔に翻訳されて以来、実に57年ぶりに新訳されたのだとか。
一度は読んでみたいと思っていた本だったので嬉しい。
(本屋でみつけたときには、見間違いかと二度見したほど)
肝心な内容の方は、19世紀ヨーロッパの人々は、こんなのが怖かったのかしら?程度のホラー感。
しかし怖くないかわりに、なんだか妖艶な美しさがどことなく漂っているので良し。
こういう怪しい美って人を惹きつけるよねー。
レ・ファニュの他の作品も気になるところ。