保健室のアン・ウニョン先生 (チョン・セランの本 01)

  • 亜紀書房
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本棚登録 : 955
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750516363

感想・レビュー・書評

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  • 独特な世界観に引き込まれる小説。
    普段はあまりSF系ファンタジー系は読まないが、チョン・セラン作でNetflixにドラマがあることを知って思わず買ってしまった。
    最初は保健室の先生がおもちゃの剣を振り回していたり、エロエロエネルギーがどうの、など独特なフレーズが多くて韓国語だからなのか?と思いながら付いていけなかった(最後まで付いていけてなかったかも)部分はあったけど、なぜかすっきりする解放感があった。
    校長とウニョンが最初から付き合ったりせず、最後の最後で居心地の良い関係になっていくのが良かった。

  • 世界は腐ってるし危険だし弱いものたちが当たり前のように食い物にされるけど、そんな中でもやさしさを失わない2人の物語。
    地の文とモノローグが混ざるような、さくさく読める語り口が好きだった。とても軽やか。

  • あとがきで「快感のために書いた」とあるとおり、一気に読めるエンタメ作品。
    読んで快感を味わえるのは、訳が素晴らしいのか(ハングル知識なし)、翻訳者の斎藤真理子さんからK文学をディグり、様々な本に出会えました。勿論チョン・セランさんの全作品も読破。

    脳内で人物像が出来上がってしまったため、ドラマは数話でギブアップ…。

  • 厳密に言うと読みきれなかった。私の好みとは全く違うもので読み進められなかったけど、ファンタジーやカルト系がお好きな方ならきっと楽しめると思う。ネトフリで映像化されてるのも知らなかった笑。

  • 連作短編10編
    私立M高校の保健室の養護の先生アン・ウニョン.彼女の持つ退魔の力と創立者の孫で強力な➕エネルギーで守られている漢文教師ホン・インビョの力で不可思議なものに立ち向かう.発想が斬新で,アイテムは予想外にかわいく,戦いもお祓いもユニーク.そして何より二人のほんわかした恋の兆しから成就までの道のりも楽しい.

  • ドラマから原作へ。
    オカルトだがほのぼのしている。
    原作を読まないと、ドラマのあれは何なのか?とかなんであれはああなんだ?と困惑する。

  • ネトフリでドラマを見てから読みました。
    この世界観がとても好きです。
    ネトフリではウニョンの苦悩がもっとクローズアップされてるから、それも想像しながら読んだりしました。
    原作者がネトフリのドラマも監修していると、後書きに記載があり、2回もこの世界観を味わえるのは幸せでした。
    どこか薄暗い生き辛さが漂っているのに、悪いことだけではないそういう愛すべき世界です。

  • おもしろい。初めて読んだ韓国の小説。するする読めた。
    霊などが出てくる韓国ドラマを見たことがあったので、頭の中で映像にしてまるでドラマを見ているかのように楽しめた。
    実際、ネトフリでドラマ化しているらしい。

  • 漫画家ヤマシタトモコさんがdancyuにて推薦していたので読み始めました。私は、ちょっぴりのSFも苦手なたちなのですが、これはサッと入ってきてすごく読みやすかったです。
    「ただ事件が起きてそれを不思議な力で解決していくだけ」のお話じゃないのもよかったです。解決しない話も、そもそも事件が起きない話もあります。どれも魅力的でしたが「街灯の下のキム・ガンソン」を読んで「うわ〜この本好きぃ!」って悶えました。好きです。
    後にドラマ化していることを知って、韓流映画やドラマは興味ありませんが、この作品なら機会があれば観たいなぁと思っています。

  • バグイーターのこのはなし、デフン先生のはなしがとくに好き
    ドラマ化熱烈要望!

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著者プロフィール

1984年ソウル生まれ。編集者として働いた後、2010年に雑誌『ファンタスティック』に「ドリーム、ドリーム、ドリーム」を発表してデビュー。13年『アンダー、サンダー、テンダー』(吉川凪訳、クオン)で第7回チャンビ長編小説賞、17年に『フィフティ・ピープル』(斎藤真理子訳、亜紀書房)で第50回韓国日報文学賞を受賞。純文学、SF、ファンタジー、ホラーなどジャンルを超えて多彩な作品を発表し、幅広い世代から愛され続けている。他の小説作品に『保健室のアン・ウニョン先生』(斎藤真理子訳)、『屋上で会いましょう』(すんみ訳)、『声をあげます』(斎藤真理子訳)、『シソンから、』(斎藤真理子訳)、『地球でハナだけ』(すんみ訳、以上、亜紀書房)などがある。

「2023年 『八重歯が見たい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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