感想・レビュー・書評

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  • まわりのバカがなんでバカなのか知りたく、自分はバカとは言われたくなく、読んでみたけど。うーん。

    バカを語る切り口が多様で、頭は取っ散らかる。
    わずかにでも知的に生きていきたいと思う。

    ————/

    ・ヒエラルキーを尊重しすぎるのは大きなリスク要因のひとつ。
    例)大韓航空のコックピット内のいきすぎた上下関係

    ・ダニング=クルーガー効果、同一性の法則
    自らの能力の低さに気付かず、自分自身や自分がしたことを過大評価する傾向

    ・バカのメカニズムは知性とは関係ない。あるグループの者たちが、みるみるバカになっていくことがある。

    ・SNSで起こっていること
    ①生活のスペクタクル化
    ②何でも裁きたい
    ③有名になりたいという欲求

  • 『なぜあんな「バカ」なことを』という場合の「バカ」について、色々な人が意見を述べています

    無知なのか?感情のコントロールができないのか?認知バイアスなのか?パーソナリティー障害なのか?その原因は様々なようです

    「バカ」は自分をバカと認識しないらしいので、何でこんなにバカなことをする人が世の中多くなったんだろう、と自分を抜きに考える人は要注意です!

  • 読み始めて序盤の感想、
    1. 日本語でも「バカ」という言葉の受取り方は様々。どれだけ微妙な内容を理解できるのか。
    2. バカと言ってるあなたもバカだ、バカが溢れている、などとネガティブ感にうんざりするパートがある。
    だったが、心理学の視点や、どうして人はバカをやるのか、など、興味深いと感じるパートも多かった。

    フェイクニュースによる情報操作が、いかに容易いか、SNSで見られるバカな行動とその理由は、というパートもある。

    人の脳は2つのシステムで思考と情報処理を行っている、という「ファスト&スロー」の著者のパートが面白い。システム1が無意識にスピーディーに、システム2は論理的にじっくり思考する。

    認知バイアス、優劣の錯覚、自分だけは大丈夫という楽観バイアス、因果と相関の混同、起こった事象に意味を見出そうとする人間の習性、確証バイアス、自己中心性バイアス、自尊心、虚栄心、人間は複雑な生物だと認識させられる。

  • 適切なコミュニケーションが取れない人が「バカ」と見なされる傾向にあるらしい。社会的生物である以上、IQの高さや知識よりも、周囲と折り合って生きる能力が優先されるのだろう。「自分はバカだなあ」と笑い、反省しながら読むのが一番。

  • 「バカ」をキーワードに様々な研究者が論評している。インタビュー形式もあり。
    「バカ」な人のこととか、「バカ」な判断のこととかいろんな「バカ」があります。

  • バカというより愚かなものや人が適している気がした。

  • 途中で読む意味が感じられなくてやめた。一貫した論旨がなく、結局何が言いたいのか不明。

  • 謙虚さが必要ということ。それと、フェイクニュースが氾濫する中で、真実を見極めるスキルを養うこと。でも、これは研究なの?バカな人を事例を挙げながら、分類、定義しているのでは。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50222502

  • 選書企画2020 「図書館に置いて欲しい本 書いて!貼って!」 で選書した図書
    【配架場所】 図・2F開架 
    【請求記号】 140.4||MA
    【OPACへのリンク】
    https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/450847

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著者プロフィール

心理学者。プリンストン大学名誉教授。2002年ノーベル経済学賞受賞(心理学的研究から得られた洞察を経済学に統合した功績による)。
1934年、テル・アビブ(現イスラエル)に生まれへ移住。ヘブライ大学で学ぶ。専攻は心理学、副専攻は数学。イスラエルでの兵役を務めたのち、米国へ留学。カリフォルニア大学バークレー校で博士号(心理学)取得。その後、人間が不確実な状況下で下す判断・意思決定に関する研究を行い、その研究が行動経済学の誕生とノーベル賞受賞につながる。近年は、人間の満足度(幸福度)を測定しその向上をはかるための研究を行なっている。著作多数。より詳しくは本文第2章「自伝」および年譜を参照。

「2011年 『ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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