- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750516509
感想・レビュー・書評
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まわりのバカがなんでバカなのか知りたく、自分はバカとは言われたくなく、読んでみたけど。うーん。
バカを語る切り口が多様で、頭は取っ散らかる。
わずかにでも知的に生きていきたいと思う。
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・ヒエラルキーを尊重しすぎるのは大きなリスク要因のひとつ。
例)大韓航空のコックピット内のいきすぎた上下関係
・ダニング=クルーガー効果、同一性の法則
自らの能力の低さに気付かず、自分自身や自分がしたことを過大評価する傾向
・バカのメカニズムは知性とは関係ない。あるグループの者たちが、みるみるバカになっていくことがある。
・SNSで起こっていること
①生活のスペクタクル化
②何でも裁きたい
③有名になりたいという欲求詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『なぜあんな「バカ」なことを』という場合の「バカ」について、色々な人が意見を述べています
無知なのか?感情のコントロールができないのか?認知バイアスなのか?パーソナリティー障害なのか?その原因は様々なようです
「バカ」は自分をバカと認識しないらしいので、何でこんなにバカなことをする人が世の中多くなったんだろう、と自分を抜きに考える人は要注意です! -
読み始めて序盤の感想、
1. 日本語でも「バカ」という言葉の受取り方は様々。どれだけ微妙な内容を理解できるのか。
2. バカと言ってるあなたもバカだ、バカが溢れている、などとネガティブ感にうんざりするパートがある。
だったが、心理学の視点や、どうして人はバカをやるのか、など、興味深いと感じるパートも多かった。
フェイクニュースによる情報操作が、いかに容易いか、SNSで見られるバカな行動とその理由は、というパートもある。
人の脳は2つのシステムで思考と情報処理を行っている、という「ファスト&スロー」の著者のパートが面白い。システム1が無意識にスピーディーに、システム2は論理的にじっくり思考する。
認知バイアス、優劣の錯覚、自分だけは大丈夫という楽観バイアス、因果と相関の混同、起こった事象に意味を見出そうとする人間の習性、確証バイアス、自己中心性バイアス、自尊心、虚栄心、人間は複雑な生物だと認識させられる。
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適切なコミュニケーションが取れない人が「バカ」と見なされる傾向にあるらしい。社会的生物である以上、IQの高さや知識よりも、周囲と折り合って生きる能力が優先されるのだろう。「自分はバカだなあ」と笑い、反省しながら読むのが一番。
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「バカ」をキーワードに様々な研究者が論評している。インタビュー形式もあり。
「バカ」な人のこととか、「バカ」な判断のこととかいろんな「バカ」があります。 -
バカというより愚かなものや人が適している気がした。
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途中で読む意味が感じられなくてやめた。一貫した論旨がなく、結局何が言いたいのか不明。
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謙虚さが必要ということ。それと、フェイクニュースが氾濫する中で、真実を見極めるスキルを養うこと。でも、これは研究なの?バカな人を事例を挙げながら、分類、定義しているのでは。
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選書企画2020 「図書館に置いて欲しい本 書いて!貼って!」 で選書した図書
【配架場所】 図・2F開架
【請求記号】 140.4||MA
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