- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750517421
作品紹介・あらすじ
《世界のどこかで密やかに、出逢いとドラマが、生まれている》
14人の写真から広がる、せつなく、謎めいた14の小説。
国籍も性別も様々な写真の中の14人は、どんな物語を秘めているのか?
レンズ越しに見つめているのはだれか?
見ること、ふれること、出会うことの現在を、鋭く映し出す小説集。
奇妙で、せつない、人間たちの営みを写しとる、小説×写真の競演。
感想・レビュー・書評
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ぼーっと読んでいるうちに読み終わっちゃった。引き込まれないまま読み終わったのは、僕にこの本の魅力がわからないからかもしれない。写真も幸運のケーキ以外の写真はピンとこなかったなぁ。
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写真家クミ・ヒロイ&アケネ・ヒーマンの写真に、二人から指名された作家の大竹昭子が文章をつけ、2021年に資生堂ギャラリーで展示が開かれた。そのスタイルで更に作られた計14作の写真+文。
アートとして自立している写真に、その直訳でも意訳でもない、飛躍のような秘薬のような、しかし訳とも言い切れない、けれど「分かる~」となる文が、付いているというより共存している。巴のごとく分かち難い写真と文は、やがてコーヒーに混じるクリームのように、クリームに混じるコーヒーのように、一体となって静かにそこに温かいままいてくれる。 -
一枚の写真から連想して一編の短編小説を作り上げる。そんなコンセプトで創作された短編小説集。写真批評でもキャリアを築いた著者ならではの被写体の捉え方と想像力が面白い。ポートレートが主なのでどうしても被写体=主人公の話としてしか読めないのはやむを得ない。
<書評>いつもだれかが見ている:北海道新聞 どうしん電子版
https://ww...
<書評>いつもだれかが見ている:北海道新聞 どうしん電子版
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/726331/?rct=s_books