- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751523728
感想・レビュー・書評
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恋の雲行きが怪しくなり始めたなぁ。
そのまんまくっつくかと思いきや、邪魔者乱入。
今後の展開に期待。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ヒトデ形の海上都市ミレニウムでの乗り物ヒポカンプス(海馬)これはタツノオトシゴの大きいもので鞍をつけて乗る。4メートルくらいあり、4・5人乗れる。海上を行く。それと飛行エイ。これも4・5人乗れる。これが独創的。海賊の長の会議でのソールダッドすごかった。ジョリーやムンクのミズズマシの能力もわかり、大渦巻きとの対決どうなるのかな。
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海賊のジョリーはムンクたちとはぐれた後、グリフィンとともにカリブの小島に流れ着く。しかしそこで作られていた"橋"はなんと<暗黒の海>へとつながっていた。クラバウターの大群も押し寄せ、もう助からないと思った矢先、死霊の売人が二人の前に現れ、エレニウムに無事にたどり着く。そこではミズスマシが<大渦潮>に立ち向かうことを当然と思っている街の人々が二人を待っていた。自分で運命を決められないことに苛立ちを感じるジョリーは、ある日突然誰にも言わずエレニウムを抜け出してしまう。また、その頃ソールダッドたちは小アンティル諸島の海賊たちの集会場所へ向かっていた。
バノンの裏切りが明らかになって、ジョリーはとても傷つきます。親同然の人が、自分を捕まえるように言ったら、もうどうすればいいのかわからないぐらいなのに、それでも仲間たちと共に戦い続けるジョリーは強いと思う。ブエナベントゥーレは本当にいいジョリーの友達だと思います。誰よりも思いやりがあって、この先もジョリーの力になってくれそう。エレニウムの人たちは、ミズスマシに要求することばかり考えて自己中心的のような気も。ムンクの変わり様には、恐怖すら感じます。魔法ばかり使えるようになっても、結局は失敗してしまうのではと心配。<大渦潮>に立ち向かうためには団結力も必要ですし。ソールダッドの計画は半分失敗してしまい、ジョリーたちはエレニウムに戻りますが、この先の展開が気になります。 -
さすがに1巻読んだのがだいぶと前なので、ちょっと話忘れ気味でしたが、まだまだ復帰は可能でした。
海の上を駆けることができる特殊な身体を持つミズスマシの最後の生き残りであるジョリーとムンク。
やがて来る世界の終わりを救う為、深い海溝に下りて禍の元<大渦潮>を貝に閉じ込めなければなりません。
でもどうやって?
それを知る賢者がいるという伝説の海上都市エレニウムへ渡った二人でしたが……
海底に鎖で止められた巨大な巻貝であるエレニウムや、光の差さない海底の様子、警備兵たちが乗る海馬と空飛ぶエイなど、不思議で美しく恐ろしい景色が描写されていきます。
父の敵をとる為に秘密の海賊会議に殴り込みをかけるプリンセス・ソールダットもかっこいい。
ブックデザイン / 丸尾 靖子
原題 / Die Muschelmagier (2003)