- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751525142
作品紹介・あらすじ
羽のない小鳥チコが、大空を飛べるようになった時、仲間たちは?レオ・レオーニの知られざる名作、待望の初邦訳!
感想・レビュー・書評
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羽のない小鳥のチコが、金色の羽に手に入れてからの、物語。
なかなか深い本だな、という印象。
単純に、みんなと違う事は悪いことなのか?
っていうだけでもないし。
「違う」ということで孤独になったりするのも、また事実。
異質な存在を拒否する側を、一方的に責められるものでもないし。
そういう世界の中で、周囲とのコミュニケーションをはかり、自分の個性との折り合いをつけて生きていく事が大切なんだな。
チコは、自分の金色の羽を他人の為に使うことで黒い羽を手に入れ、その結果、仲間達に受け入れられた。
その方法や手段は、人それぞれだし、正解もない。
自分なりの答えを見つけることが重要なんだろう。 -
こころや考えは、誰しも自分のもの。
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【経緯】
レオ•レオニ作品だから
【書き出し】
これは、わたしの肩にとまった
ことりのチコが話してくれたお話です
【感想】
みんなと違うことが個性で素敵だとうたった絵本「コーネリアス」を書いておきながら、みんなと違うと受け入れてもらえない事実をつきつける絵本を書くレオ•レオニ。笑
でも
「つばさの色は変わったけど、こころの中は変えられない。感じることや考えることは、みんなそれぞれ違うはず。思い出だって見る夢だって違うんだもの」
これに集約されるんだろうな。
見た目違ったら受け入れられにくい現実を受け入れた上で、心持ちをどうするかが大事だよってことが言いたいんだと思った。 -
こどもに借りたが長いので、母のみ。翼のない鳥チコはきんいろのつばさをもらう。きんいろのはねをみんなのためにつかうごとにふつうのはねに。すべてはねがなくなったときには……。
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オスカー・ワイルドの『幸福の王子』を思い出した。
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羽のない鳥が魔法の鳥に金色の翼を貰う話。
葉っぱの描き込みがすごい。
色もシックで大人っぽい。
素敵な絵が多かったですが、美しい花嫁さんだけなんか悪そうな顔だったのが気になりました。
幸福な王子みたいなお話でした。
でもただ失うだけじゃなくて、黒い普通の羽に生え変わって、普通の鳥に受け入れられたので良かったです。 -
チコが、なかまのとりとからだをよせあってもなかなかねむれないのが、ちょっとさびしかったです。ぼくがチコだったら、このあと、くろいつばさでワシよりも高くとぶ。(小2)
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思いやり、優しさが一番ね❣️