- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751527603
作品紹介・あらすじ
ロングセラー絵本『木を植えた男』を、新たに黒井健のイラスト(モノクロ23点)を付し単行本化。小学校5年以上で習う漢字にルビを振り、作品理解を深める解説頁も充実させた文芸版。
感想・レビュー・書評
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絵本も素晴らしかったが、文章の力をより感じさせるこの本のつくりもすごくの良かった。
一冊の本から考えさせられることは多い。
改めてそう感じることができた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
端的に言って「継続は力なり」を示す物語ではないと思います。というのは、p.58の部分にも書いてあるように、「それら(精神や執念)があって、はじめて、すばらしい結果がもたらされる。」となっているからであります。つまり過程に力点を置いています。じゃあ結局、継続という過程は大事なんだろ?とお思いの皆さん。そうです大事です。当たり前です。そうじゃなくて、社会情勢をも気にもとめず、継続という作業を孤独に淡々とこなす独自性が、世界社会を変える。そこに変化という性質、様態が見えませんか。特に、自然における変化です。そこに善と悪の倫理的選択は求めません。ただ眼前と差し迫る自然が見えませんか。
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絵本より私にはこちらの方がよかったです。
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静謐な美しさを湛えた文章だった。
あとがきの寺岡さんの文章も素敵だった。 -
請求記号:D953||G 47
資料ID:W0187480 -
フランスの作家さん。
物語は極めてシンプル。
木を植えるだけでも、何十年と植え続ければ、荒野は林となり、森となり、水が溜り、人が集い、街ができる。
そんな神の創造にも等しい仕事を成し遂げた男の話。
好きです。 -
木を植えた男の話。現実か、創作か。作者自身の想いが詰まっている?イラストも良いです。
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南仏プロヴァンス地方の荒野で出会った一人の男に、わたしは興味を持った。
男はたった一人で、荒れ地に木を黙々と植えていたのだった。
数年後、男の事が気になって再びかの地を訪れたわたしは、生命の息吹がよみがえった景色を目の当たりにした。 -
執念。