V最後の戦い (神々と戦士たち)

  • あすなろ書房
3.93
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751528792

作品紹介・あらすじ

2年ぶりの帰郷。しかし、カラス族の魔の手はすでにアカイア全土におよんでいた。無敵の剣を取り戻した一族は暴虐のかぎりをつくし、民を苦しめ、反乱軍をみな殺しにしているという。これもすべてぼくのせいだ。あのとき短剣を奪われさえしなければ・・・。行方知れずの妹イシを、すぐにでもさがしに行きたいが、短剣をこの手に奪いかえし、こわさなければ、もっと多くの者が命を落とすことになる。妹と剣、どちらもあきらめることなどできない。すべての始まりの地で、かつての友との対決の時が迫る。ヒュラスよ、剣と妹を見つけだし、赤き峰をめざせ!

感想・レビュー・書評

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  • 冒険生活のディテールの迫力は「クロニクルー」程ではないけど、物語としての終盤の畳み掛けるような展開はそれを凌ぐかもしれない。前作同様、あまりにご都合主義的に思えるのも、児童文学だと思い出せば許せる。ヒュラスの最後の決断はその後どんな人生につながっていくのか•••。という辺りは大人の物語になっていくのかもしれない。

  • あれ?!IV巻飛ばして最終巻読んじゃった??
    でも違和感なく読み終わってしまった…。

    超自然的なパワー(怒れるものたちとか幽霊が見えるとか)が
    出てくると、ファンタジーなのか、冒険ものなのか、心理ものなのか、不安定な感じになったなぁ。

    テラモンが権力欲しさに飲み込まれて行く感じ、恐怖に追い立てられる感じなんかが、さらっとしすぎていたのも原因か。

    でも、ストーリーは面白かった。

  • おお、完結だー!
    まずは大円団、よかったよかった。

    テラモンは最後まで救いがなくて、よく考えるとちょっと可哀想だったかもなあ、と思ったりもする。
    群れを守ろうとするハボックの献身っぷりに感動。
    まあ、ホントのライオンが人間と群れになれるかは別として、ここは神も悪霊もいる世界なんだから、
    それもありだと思う。

    やっぱりこの作品は賢く強い少年少女もだが、ハボックとエコーの魅力が素晴らしい。
    彼らの一人称の部分がすごい好き。

    アカストスも助かってよかったよかった。
    なにやらへカビさんといい感じみたいだし。

    大満足なシリーズでした。

  • イギリスの児童書って、大人が読んでも面白いのがたくさんだな~。

    最後、死んでしまったテラモン。
    是非、生きて心を入れ換えて、その後のヒュラスと仲良くして欲しかった。

    何年後かの、それぞれの生活を妄想できる最後、とても良かった。

    ミシェル・ペイヴァーさんの他の本も読んでみたい!

  • 最後の盛り上がりは良かった!
    劇的なラスト、これぞ劇的。
    雷と短剣のコントラスト。ガンダムのラストシーンがよぎった。あれは万国共通の劇的シーンとして殿堂入りしてるってことか。
    ヒュラス、ピラ、イシ。ハボックにエコー。
    みんな幸せになって良かった。読んで良かった。
    神々は常に人をと共にあった時代のリアルな人間模様。題名から予想していたものとはかなり違ったけど、映画化してほしいくらい面白かった!

  • 2018.12.25

  • 5月2日読了。図書館。

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