- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751528792
作品紹介・あらすじ
2年ぶりの帰郷。しかし、カラス族の魔の手はすでにアカイア全土におよんでいた。無敵の剣を取り戻した一族は暴虐のかぎりをつくし、民を苦しめ、反乱軍をみな殺しにしているという。これもすべてぼくのせいだ。あのとき短剣を奪われさえしなければ・・・。行方知れずの妹イシを、すぐにでもさがしに行きたいが、短剣をこの手に奪いかえし、こわさなければ、もっと多くの者が命を落とすことになる。妹と剣、どちらもあきらめることなどできない。すべての始まりの地で、かつての友との対決の時が迫る。ヒュラスよ、剣と妹を見つけだし、赤き峰をめざせ!
感想・レビュー・書評
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冒険生活のディテールの迫力は「クロニクルー」程ではないけど、物語としての終盤の畳み掛けるような展開はそれを凌ぐかもしれない。前作同様、あまりにご都合主義的に思えるのも、児童文学だと思い出せば許せる。ヒュラスの最後の決断はその後どんな人生につながっていくのか•••。という辺りは大人の物語になっていくのかもしれない。
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おお、完結だー!
まずは大円団、よかったよかった。
テラモンは最後まで救いがなくて、よく考えるとちょっと可哀想だったかもなあ、と思ったりもする。
群れを守ろうとするハボックの献身っぷりに感動。
まあ、ホントのライオンが人間と群れになれるかは別として、ここは神も悪霊もいる世界なんだから、
それもありだと思う。
やっぱりこの作品は賢く強い少年少女もだが、ハボックとエコーの魅力が素晴らしい。
彼らの一人称の部分がすごい好き。
アカストスも助かってよかったよかった。
なにやらへカビさんといい感じみたいだし。
大満足なシリーズでした。 -
2018.12.25
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5月2日読了。図書館。