つるかめ つるかめ

著者 :
  • あすなろ書房
3.50
  • (7)
  • (9)
  • (24)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 276
感想 : 27
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751529683

作品紹介・あらすじ

不安な世の中を生きる子どもたちへ。

自分の力ではどうしようもないことが起こったとき、むかしの人たちは、おまじないを唱えて乗りこえてきました。おくびょうで、こわがりは、あたりまえ!ずっとむかしから、だれでもどきどきしたり、こわくなったりしたからこそ、このようなおまじないが伝えられてきたのです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 色んな昔ながらのおまじないの絵本。
    くわばらくわばらって雷様が来た時のおまじないだったんだね。
    雷県に住んでいるから、今度雷鳴った時には言ってみよう。
    「くわばらくわばら」

  • 生きていると、いろんなことがあります。自分の力では、どうしようもないことがあった時、昔の人たちは「おまじない」を唱えました。これは、私たちの心に寄り添って、私たちを励まし、勇か気をづけてくれる「おまじない」の絵本です・・・「くわばら くわばら」~雷よけ。「まじゃらく まじゃらく」~地震おさめ。「と-し- と-し-」~強風おさめ。「そみんしょうらいのしそんなり」~病気よけ。「つるかめ つるかめ」~縁起なおし。「ちちんぷいぷい 痛いの痛いのとんでけ-」~痛み止め。「だいじょうぶ だいじょうぶ」・・・。

  • つるかめつるかめ
    くわばらくわばら
    まじゃらくまじゃらく
    今の世の中、つい声に出して読みたくなるおまじないの言葉たち。
    みんなで大きな声で唱えたら、何かを振り払えるんじゃないか、なんて。
    そみんしょうらいのしそんなり、にはビックリ。
    いろんな言葉と由来があって面白かった。

  • 「くわばらくわばら」「まじゃらくまじゃらく」「とーしーとーしー」「ちちんぷいぷいちちんぷいいたいのいたいのとんでいけ」「そみんしょうらいのしそんなり」「つるかめつるかめ」「だいじょうぶ」
    どんなときにこの魔法の言葉をとなえるのかな?やさしい言葉を教えてくれる本。
    よみきかせ54秒。

  • 4歳0ヶ月息子

    新しい環境になる息子へ。
    意味は分からなくても心の支えになるおまじないの言葉。

  • 作者の著作には子どもたちへの愛があふれています
    どれも
    そしてこの絵本も
    おもじない
    なんてバカバカしい?
    いいえやさしく包んでくれますよね

    あとがきの説明がいいですね

    ≪ だいじょうぶ あなたにそっと おまじない ≫

  • 2~3分ぐらい

    おまじないの本。
    最後に説明がある。

    おまじないの本と言うことをはじめに伝えないと
    なんのことだが分からない。

    不安な世の中に。

  • 勇気を振り起こしてくれるおまじない。
    あとがきのように、今は大変な世の中になってしまっている。
    何があっても大丈夫!
    ちちんぷいぷい、とおいおやまへとんでいけ〜〜!

  • 7歳以上におすすめ。
    「つるかめつるかめ」「くわばらくわばら」など、呪文のような日本語のルーツを学ぶことができます。
    忘れかけていますが、あの頃のコロナ禍が社会に与えていた不安感は大きく、不気味でした。日常を壊し、非日常に突き落とす存在でした。
    子供や繊細な感覚を持つ方ほど、それを強く感じていたのだと思います。そんな事情を背景とした作品です。

  • これはいい
    心が不安な時、そっと寄り添うおまじない
    言葉は言霊、心にかける魔法
    覚えておきたい伝えていきたい。

    これは切り絵?
    かすかな立体感もまた良し。

全27件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

徳島県に生まれ高知県で育つ。高校在学中に坊っちゃん文学賞を受賞。筑波大学で民俗学を学ぶ。創作、昔話を再話し語る。昔話集に『女の子の昔話 日本につたわるとっておきのおはなし』『ちゃあちゃんのむかしばなし』(産経児童出版文化賞JR賞)、絵本に「女の子の昔話えほん」シリーズ、『つるかめつるかめ』など。小説に『きみはいい子』(坪田譲治文学賞)『わたしをみつけて』『世界の果てのこどもたち』『神の島のこどもたち』などがある。

「2023年 『世界の女の子の昔話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中脇初枝の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×