じゅんくんの学校

著者 :
  • あすなろ書房
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本棚登録 : 44
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751530788

作品紹介・あらすじ

じゅんくんには苦手なことがいろいろあります。くつをはくこと。高いところ。手をあらうこと。うがいをすること。マスクをすること。そして、トマト! なかでも、いちばんいやなのは…?
知ることからすべては始まる! 特別支援学校の教員として30年以上働いてきた現役教師がおくる、サポートが必要な子の「フツウの日常」の物語。

感想・レビュー・書評

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  • ぼくのなまえは、じゅん。
    《とくべつしえん学校》の二年生。

    にがてなことがいろいろある。

    お話しすること、くつをはくこと、走ること……。

    クラスには、ふたりのともだちがいる。
    けんちゃんと、かこちゃん。

    けんちゃんは、すぐにいらいらする。
    かこちゃんは、じっとしているのがいや。

      ・

      ・

      ・

    ことばで表現できないじゅんに寄り添い、心の声に耳を傾けて、サポートが必要な子どもの日常を低学年の子どもに伝わることばで描き出す

    著者は長崎県の特別支援学校に勤務しながら児童書を書き続ける児童文学作家

    2年生になった誇り、チャレンジする気持ち、できるようになった喜びなど、小さな変化を見逃さず、じゅんのことばとして一人称で表現した新たな試みの創作絵童話、2022年6月刊

    《知ることから、すべてははじまる!》──帯のコピー

    〈今回の試みが良いかどうかはわかりません。
     「じゅんくんの学校にいってみたい!」そう思ってもらえれば最高にうれしいです。
     互いが互いのことを知ることから、すべては始まるのですから。〉──著者のことば

    〈そんなに知りたかったら、あそびにくればいいのに。
     そしたら、いろんなところにつれていくのに。ぼくの学校のこと、いっぱい教えてあげるのになあ。〉

    前月に刊行された重度の知的障がいのある5年生すずに寄り添った『たぶんみんなは知らないこと』(講談社)とあわせて子どもたちにすすめたい、じゅんと著者の思いにこたえるために

  • トマト、食感がイヤだったのね。

  • 特別支援学校に通うじゅんくんの日常を書いた幼年童話。

  • 交流まえに子どもたちに読んであげたい。

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著者プロフィール

長崎県の特別支援学校勤務。『この素晴らしき世界に生まれて』(小峰書店)で、日本児童文学者協会長編児童文学新人賞受賞。
『熱風』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作受賞。
『ひみつ』(講談社)が第50回野間児童文芸賞最終候補作に、
『ふたり』(講談社)が2014年青少年読書感想文全国コンクール課題図書に、
『幽霊魚』(講談社)が2016年読書感想画中央コンクール指定図書に、
『香菜とななつの秘密』が厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選ばれる。
『たぶんみんなは知らないこと』で第60回野間児童文芸賞を受賞。
その他、『おなべの妖精一家シリーズ1.2』『おはなしSDGs 人や不平等をなくそう 明日香さんは負けない』(講談社)など





「2022年 『たぶんみんなは知らないこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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