ベスとアンガス

  • アリス館
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本棚登録 : 79
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752003854

作品紹介・あらすじ

ブルンブルンベスは、はずかしがりやでこわがりや。みみもたてないし、うれしそうなかおもしないし、しっぽもふりません。ちっともエアデール・テリアけんらしくないので、ただベスとよばれていました。ところがあるひ、アンガスとであったベスは、おもわずいっしょにあひるをおいかけはじめて-。

感想・レビュー・書評

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  • 犬を飼ったことがない上に関心度も低いので、エアデール・テリアといわれてもピンと来ない。
    ただ、この「ベス」が極度に怖がりで、楽しく暮らせていないのが表情でよく分かる。
    偶然お隣との境目にある垣根から猫が飛び出し、続いてアヒルが飛び出し、それから子犬のアンガスが飛び出して、そこからベスも俄然元気になって走り回る。一緒になって走りに走る。
    なかなか劇的な展開だ。
    ここの何枚かのページに躍動感があふれ、ベスの楽しさが伝わってくる。
    はじめはおどおどとしていたベスが、最後はやけに嬉しそうな顔をしているのだ。
    表情の書き分けがとてもうまい挿絵で、作者・フラックさんの腕も冴えている。
    このベスは、本当にフラック家のペットだったらしい。

  • 「ブルンブルンベスは、はずかしがりやでこわがりや。みみもたてないし、うれしそうなかおもしないし、しっぽもふりません。ちっともエアデール・テリアけんらしくないので、ただベスとよばれていました。ところがあるひ、アンガスとであったベスは、おもわずいっしょにあひるをおいかけはじめて-。」

  • さいしょはこわがりだったのに、あとからこわくなくなったのがおもしろかった。

  • アンガスの絵本は、あひる、ねこ、などありますが、これはベスが主人公。皆出て来て、ベスの臆病がいつの間にかなおってしまい、色んなものにおびえていたベスも楽しく遊んで過ごせるようになります。

  • 図書館に本の返却と貸出に行ったら目に付いた、子どもコーナーのピックアップ。「おや、犬の本」と立ち読み。

    エアデール・テリア「ベス」は、はずかしがりやでこわがりや。でもある日、元気なスコッチ・テリアの子犬「アンガス」と知り合って、あそぶ楽しさを知ります。

    とにかく犬の表情がよく描けている。作者が犬好きであることがよくわかる。行きたくなくて座り込んでしまう。遊ぼうと誘っている。こわいけど遊びたい。一コマ一コマが犬のしぐさをよく捉えていて、ほのぼのとした愛に満ちている。
    「ベス、よかったねぇ」となでなでしてやりたくなるラストである。

    本書では脇役だが、「アンガス」はロングセラーのシリーズものの主人公。そういえば、『アンガスとねこ』は昔、見たような気がする。
    犬を飼っている今読むと、また楽しいかもしれない。

  • 大好きなアンガスシリーズ第四弾。
    最近発行されたばかり。
    子供の頃から親しんでいたアンガスに新しい友達ができてうれしい。

  • はずかしがりやのいぬと、

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著者プロフィール

1897-1958。アメリカの絵本作家。『Boats on the River』(未邦訳)が1947年コールデコット賞のオナーに選ばれる。そのほかのおもな作品に『アンガスとあひる』をはじめとする「アンガス」のシリーズ(福音館書店)、『おかあさんだいすき』(岩波書店)、『あひるのピンのぼうけん』(端雲舎)、『かあさんうさぎと金のくつ』(徳間書店)などがある。

「2023年 『ウィリアムの子ねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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