100年たったら

著者 :
  • アリス館
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本棚登録 : 848
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752008569

感想・レビュー・書評

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  • 寝る前に娘に読んでいたら途中から涙で声が詰まり
    ボロボロ泣いてしまった絵本。

    絵も素敵だし、壮大な愛の物語に
    胸がぎゅーっとなるような。

    貝と波。
    おばあさんとひなげし。
    リスと、リスに降る初めての雪。。。

    なんて素敵、なんて美しいお話なんだろ。

    購入して手元に置くことにした。

  • ライオンは百獣の王。でも、この草原には、動物は彼ひとり。たまたま草原に降り立ったヨナキウグイスとの交流が強い絆になり、100年後、また100年後……と続く。
    妻がセレクトした絵本。よい。
    文:石井睦美、絵:あべ弘士

  • ひろ―い草原に、いっぴきのライオンが棲んでいた。ライオンが小さかった頃、父さんライオンは「我々は百獣の王 動物の中でいちばんの王だ」と自慢げに言った。今はもう、この草原にいる動物は「俺ひとりさ」 ライオンは草や虫を食べながら「肉肉しいものが食べたい」 ある日、一羽の旅鳥・夜啼きウグイスが草原に降り立ち、ライオンとの共生が始まった。「わたし、もういくよ」「何処へ行くんだよ」「また会えるよ」「いつ?」「うーん100年たったら」...100年が過ぎて、ライオンは貝になり、鳥は海の波になった。時は巡り巡って...

  • 偶然ではなく必然って感じですかね。

  • 輪廻転生。
    星空、朝焼けの絵が特に良かった。

  • 夫婦で読んで欲しい一冊。
    あべさんの力強い絵と石井さんの詩のような文章が気持ちいい。ぐいぐい世界に入っていく。
    読んで背表紙を見ると、また意図が伝わり…夫に送りたい絵本です。

  • 草原でたった一頭になってしまったライオン。草や虫を食べて眠るだけの日々は、ボロボロのヨナキウグイスとの出会いで一変します。心を交わすライオンとヨナキウグイスですが別れの時が来て……というお話。夢十夜の一夜目を思わせるタイトルに惹かれて手に取りました。あれは百合の花になるんだっけか。

    ささくれた気分の時に読んだのですが、読み終わった頃には気持ちが落ち着いていました。最後の晩のシーンに漂う空気感が好きです。月がライオンとヨナキウグイスを照らしているのですが、神秘的なくらい煌々と2人を照らしていますね……時が経つのを「月日は巡り」なんて言いますが、2人の場合は、100年の周期で出会いと別れを繰り返すからか、満ち欠けのある月が最後の瞬間に立ち会っているのかもなあ、と思いました。

    雷と虹のページも別の意味でちょっと印象的だったんだけど……ここの感想、他の人と話しあったら面白そう。

  • ライオンが百年がわかんなかったのがびっくりした!

  • 色んな生き物たちになったのがびっくりした‼️

  • ずっと昔、草原にライオンがひとりっきりで住んでいました。ある日、飛べなくなった一羽の鳥が草原におりたち、一緒に過ごすようになりますが……。ライオンと鳥がたどる、はるかな時と巡る命を描いた、せつなく壮大な物語。

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著者プロフィール

作家、翻訳家。子どものための読み物に「すみれちゃん」シリーズ(偕成社)、創作絵本に『100年たったら』(アリス館)、翻訳絵本に『せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子』『おばけのキルト』(小社)など。

「2022年 『色とりどりの ぼくの つめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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