- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756116048
感想・レビュー・書評
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1995年刊行にも関わらず、今日においても十分にその考え方が通用するということで推薦され読了。「デジタルとは何か」、を考えるのに最適な著物。当時において、ここまで現状・未来を的確に予想しているとは。デジタル化によりメディアがビットを人々に「押しつける」のでなく、ユーザーがビットを「引き出す」ことができるようになる、とはいかにも。著者の言うように、コンピュータが人格を獲得するようになる世界、想像するだけでワクワクするな。
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wired・コンピューターとデジタルライフ・5位
mmsn01-
【要約】
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【ノート】
(wired)
「アトムからビットへ」。ITバブル期の「聖書」となったデジタル論の基本図書。MITのメディアラボの創設者は、デジタル技術がもたらす社会変革を明るく鋭く予言した。
◆ユーザーからのコメント
1990年代半ばに『WIRED』の影響で読んだ/ここからいまのぼくは始まった/懐かしい。この手の本を読みまくった。成毛さんの講演も聞きに行ったな
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ビーイング・デジタル―ビットの時代
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読んでおいて損はない
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図書館の除籍本
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物質から通信、ビットの事態になるということを記載している。1995年に書いたことが20年経ちようやく今実用に入っているものも多く、当時予測できたことは素晴らしいと思う一方で、進歩はそんなに早くないと思った。
ビットを理解する上でとても良かった。おそらく20年前に読んだら想像できないことが多すぎて理解できなかったと思う。 -
出版が95年なので、もう20年近く経つのかぁ。この頃、日本版WIREDは全部読んでたっけ。その繋がりで買ったのが本書。メディアラボの所長がネグロポンテから伊藤穣一になるとは(当然)予想だにできなかった。「ビッグデータの正体」を読んで思い出し、帰省のついでに読み返してみてる。
「アトムからビットへという変化に後戻りはない。もう止めることはできない。」 デジタル化があったからデータ化(ビッグデータ)があるわけで、第4の産業革命はいまだ進行中と言うことか。 -
日経BP企画
ビーイング・デジタル ビットの時代 1995年出版、その年のうちに邦訳、90年代後半を席巻したITバブルの「聖書」となった本が再刊された。著者は米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの創設者。研究者というよりもオーガナイザーとして実力を発揮し、同ラボで数々の先進的な研究プロジェクトを立ち上げた。本書はその経験を基に、デジタル技術が社会に浸透することでどのような変化が起こるかを解説したものだ。解説の口調はあくまで楽観的でデジタル技術に対する明るい信頼にあふれている。なかでも最も象徴的なスローガン「アトム(実体のあるもの)からビット(デジタル情報)へ」が繰り返し引用され、「ドットコム」ブームの呼び水となった。 ところがITバブルがはじけた今になって本書を読み返すと、著者は意外なまでに地に足が着いた議論をしていることに気がつく。既存の電話線を利用するブロードバンド通信としてADSLをもっと利用すべきという予想は見事に当たったし、「ハイビジョン」のような高精細度テレビ放送はオープンな規格に基づいたデジタル伝送で実現するという予想もこれまた的中した。 本書の予想で実現していないものは、果たして予想が間違ったのか、それともまだ実現していないのか――本書で展開される数々の考察は、IT神話が崩壊し、景気低迷が続く今だからこそ真面目に検討してみる価値があるように思える。95年の出版当初は夢想としか思えなかった考察も、6年後の現在の視点で考え直すと、また新たな意味を持ってくるかもしれない。 今後のデジタル社会の進展を考える上で、読んでおくべき価値を未だに失ってはいない一冊である。 ( 松浦 晋也=ノンフィクションライター) (日経パソコン 2002/01/07 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
--このテキストは、単行本版に関連付けられています。
目次
1 ビットはビット(情報のDNA
帯域幅の正体
ビットキャスティング
ビット・ポリス
混じり合うビット
ビット・ビジネス)
2 インターフェイス(人とビットが出会うとき
グラフィカルなペルソナ
ちょうどいいVR
見ること、感じること
話し合いは可能か?
レス・イズ・モア)
3 デジタルライフ(ポスト情報化の時代
プライム・タイムは自分が決める
グッド・コネクション
面白くて難しいこと
デジタル・ライフの未来像
電子表現主義者たち) -
2010/03/07 読了