ウェブ仮想社会「セカンドライフ」 ネットビジネスの新大陸 (アスキー新書 8)
- アスキー (2007年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756149169
作品紹介・あらすじ
トヨタ、日産、BMW、ベンツ、アディダス、ロイター通信、IBMが上陸したビジネスフロンティアの全貌。
感想・レビュー・書評
-
商品の説明
ウェブ仮想社会「セカンドライフ」
ネット上の仮想社会サービス「セカンドライフ」の実像に迫る一冊。「セカンドライフは話題先行で、中身はない」と敬遠しがちな人には、新サービスとリアルビジネスの関係性を考え直すきっかけを与えてくれるはずだ。
著者はセカンドライフの可能性を感じ取り、メルティングドッツというセカンドライフ参入企業をサポートする企画会社を設立した。自らが支援した映画『鷹の爪団』のプロモーションなどを通した経験や、日産自動車やアディダス、インテルなどの事例を紐解きながら、参入企業が持つべき心得を説く。
セカンドライフの魅力は、「現実に近い体験を共有できること」と著者は言い切る。メールやチャット、電話などよりも細かいコミュニケーションが取れるため、現実の人間関係に近い形で接することができる。同書では、インターネットのビジネス・スタイルが、顧客が目の前にいるかどうか分からないWebベースのeコマースから、店舗で対面販売するような仮想体験型のvコマース(Virtual Commerce)に変化すると推測する。
同書は、マスユーザーへ広がる前にセカンドライフでのビジネス経験を積んだ企業が新しい経済圏で活躍すると予想している。
ネットという世界はまだまだ成長過程でもあるのでしょうね。
さまざまなものが誕生します。
ただ、やっぱり便利でいい面も多々ありますが、そうでない。
ここはそれだけでは・・・って所は人間としてあると思いますね。
その辺を失わずにいい世界感が出来ていくといいですけれどね♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今まで以上にウェブ上に仮想社会が確立されるでしょう
その先駆けとなったのが「セカンドライフ」と言えるでしょう。
なかなか日本でネットゲームとか、流行らないけど、
ちょっと遅れているだけであって
ここ10年でウェブ業界は更なる進化をするだろう。
新しい、コミュニケーションの形が芽生えている。 -
m9(^Д^)プギャーってするつもりで購入したが、以外と考え込んでしまった。や、内容としては夢見がちな青年がメリットと未来だけみて突っ走ってるってだけで、面白みは特にない。が、それにあてられてネットサービスの将来を考えるきっかけにはなった。そのうちまとめたいな。
-
セカンドライフに興味を持ったので、購入した本。今後、仮想社会がパラレルワールドとなり、普通の生活の一部になるのかもしれない。そうなってくると語学を使いこなせていないと、敷居が高くなかなか踏み入れることができない世界になってしまうね。
-
グラフィックボードを買って以来、軽くはまっている「セカンドライフ」。氷川きよしの歌が頭のなかでリフレインする日々です。「らんらららー、セカンドライフをー、おーえん、しますー。ハートフォードせーめー」てやつ。
この本の著者はセカンドライフの可能性、意義を見つけ、日本に紹介する会社を作った人だから、結構、宣伝ぽい。個人がセカンドライフで何ができるのか、何をすれば稼げるのか、ちょっと考えてみるとおもしろそう。 -
単なるブームなのかと思っていたが、奥が深いことがよく分かった。
便乗して儲ける人とそうでない人の差が開くのだろうな。 -
「ウェブ仮想社会」「ネットビジネスの新大陸」というタイトルに冠された言葉を見ると、盛者必衰というか、ドッグイヤーというか…。7年ほど前に出版された本。
セカンドライフに飛びついた人も、ハズした人も、今になってあれこれいうのは簡単で申し訳ないけど、現在のところの結果は皆が知るとおりで、続々と企業が参入した新大陸からは、続々と企業がいなくなって、いまは残った人たちが楽しく使っている(らしい)。
あらためてこの本を読み返してみると、みんながつながる社会、というインフラとして、セカンドライフよりずっと強力なスマートフォンの台頭をまったく織り込めなかった、ということに尽きる。セカンドライフが日本で流行った(というか、流行らせようとした)2007年は、iPhone登場の年でもあった。
社会と自分をつなぐのに「仮想」などが必要なかったのだ(余談だけど、今はカソウといえば、下層だよね)。
踊る阿呆と見る阿呆、そのどちらをも抱き込んで躍らせる阿呆。それをさらに遠くからみる阿呆。なんていうことが思いついた。 -
涙なしでは語れない本シリーズ。
セカンドライフが流行ると豪語して会社を立ち上げ、超大手企業からセカンドライフ内のシステム開発を請け負う様になった著者は、素直に素晴らしいと尊敬する。それも、年齢的にもまだ20代とものすごい若い。
素晴らしい活力と、営業力であったと思う。
しかし、彼のHPを見れば分かる通り、2007年でそのすべてが完結しており、その後の成果物が存在しない。
本書では、従業員を増やしてその大半を海外の人にする〜など、大志を抱いていた。
時代の流れを読むのは難しい。流行ると考えて切り込んで、うまく行かなかった例はゴマンとある。その中の一つだった。それだけだ。
現在、コミュニケーションデバイスとして仮想空間を利用することは、多くの専門家は否定的である。
アイフォンや携帯、パソコンなどマルチプラットフォームで共通化したクライアント端末から共通したシステムにアクセスして情報を共有できる、コミュニケーションツールが主流となり、なるべく簡便に、検索容易性が優れているものが好まれる。
セカンドライフのようなワールド系のシステムは、では流行らないのかというと、そうでもないと考える。
例えば、自由に建物を建設したり冒険したりするオープンワールド系のマインクラフト等は、とても優れたゲームだ。
セカンドライフの問題は、1サーバーに最大収容者数が50名前後であり、日本企業の多くの人達が考えたワールドシミュレーションで多くの人が交流するという意図は、そもそもシステム的な設計から不可能だったのだ。
この点、各大手企業に宣伝できると煽った人たちは戦犯であるだろう。
セカンドライフは、少数の友人コミュニティが遊べる空間であり、不特定多数の人間が1つのセグメントに集まり遊べるようなものではない。 -
今更mixiやらアドワーズなんかの説明からしている割には
そのあたりを理解していない層が読んでセカンドライフとは
何ぞやというあたり うまく伝わらない感じ
著者はセカンドライフに絡む商売を始めたようで
啓蒙活動の一環として本書をだしたようだが
自分だけ盛り上がっちゃって ほんとに日本でも
定着するのやら
10年後のセカンドライフなんて言ってるけど
多分 無くなってるような