- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756243898
作品紹介・あらすじ
商業美術の先駆けとなったポスターやPR誌を始め図案集や百花譜などの作品集までグラフィックデザインの原点がここにある。
感想・レビュー・書評
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杉浦非水の版画を余すことなく網羅した一冊。いま見ても、時代を左右することなく映える画風。
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待ってました!まとまった作品集が今までなかったので、非水ファンにはたまりません。
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デザインに惹かれる。
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週間文集の絵が好きなら絶対ハマる。
色彩のセンスがいい。 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784756243898 -
明治時代における三越の図案部内での働きから後年の百花譜まで、多摩美初代校長でもある日本最初期のデザイナー、杉浦非水の作品集です。
多色刷り版画で描かれた図案の数々は、シルクスクリーン業界と縁深く、フレキソ印刷業界に身を置く自分にとってとっても刺激的でした。
復刻版の本ですら中古市場で高騰している杉浦非水の作品集、2800円でもフルカラーだし非常にお買い得ですよ。
アールヌーボーの影響を多大に受け、ヨーロッパ遊行後はモダニズムデザインを素直に受け入れるなど、その後戦争を通過したデザイナーである亀倉雄策、花村安治などに比べて伸びやかで素直です。
図案に対して写真の導入をしていないっていうのもあるんだろうなあ。
とにもかくにも、杉浦非水の才能に惚れ惚れする本ですよ。あんな図案をひとつでも書けるようになりたいなあ。