比較制度分析に向けて 新装版 (叢書≪制度を考える≫)

  • エヌティティ出版
3.78
  • (3)
  • (2)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 78
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757121195

作品紹介・あらすじ

ゲーム理論の枠組みの拡充と豊富な比較・歴史情報の結合によって、経済学・組織科学・政治学・法学・社会学・認知科学における制度論的アプローチを統合しようとする画期的業績。シュンペーター賞受賞。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 4095円購入2010-07-08

  • 旧版は2001年刊行。

    【書誌情報+内容紹介】
    原題:Towards a comparative institutional analysis

    ゲーム理論、歴史学、制度分析等の最新成果を総合した比較制度分析の創始者が完成させた主著。制度分析に欠かせない分析手法が体系的にまとめられているのみならず、最新研究のフロンティアまでも展望する。ヨゼフ・シュンペーター賞受賞。
    http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100001391

    【著者】青木昌彦(あおき まさひこ)
    スタンフォード大学名誉教授、東京財団仮想制度研究所(VCASI)主宰、京都大学名誉教授、中国人民大学名誉教授。著書に『日本企業の組織と情報』『経済システムの進化と多元性』(ともに東洋経済新報社)、『移りゆくこの十年 動かぬ視点』(日経ビジネス人文庫)、『私の履歴書』(日本経済新聞社)など多数あり。

    【訳者】瀧澤弘和(たきざわ ひろかず)
    多摩大学准教授、経済産業研究所フェロー。訳書にマクミラン『市場を創る』(NTT出版)がある。
         谷口和弘(たにぐち かずひろ)
    慶應義塾大学商学部助教授。南開大学現代管理研究所(中国)訪問研究員。著書に『組織の実学』『戦略の実学』『企業の境界と組織のアーキテクチャ』(すべてNTT出版)、訳書にロバーツ『現代企業の組織デザイン』、ラングロワ『企業制度の理論』、青木昌彦『比較制度分析に向けて』(すべてNTT出版)などがある。

    【簡易目次】
    第1章 制度とは何か――いかにアプローチすべきか 

    第1部 プロト制度――基本タイプの導入
    第2章 慣習的所有権と共同体規範 
    第3章 財取引、契約、市場の私的秩序ガバナンス 
    第4章 組織のアーキテクチャとガバナンス 
    第5章 慣習としての組織と人的資産タイプの共進化 
    第6章 政治ドメインにおける安定的均衡としての国家 

    第2部 制度分析のためのゲーム理論的枠組 
    第7章 制度のゲーム理論による概念化 
    第8章 制度的連結の共時的構造 
    第9章 主観的ゲーム・モデルと制度変化のメカニズム 
    第10章 制度の通事的連結 

    第3部 制度的多様性の分析 
    第11章 比較コーポレート・ガバナンス 
    第12章 関係的ファイナンスと暗黙知の価値 
    第13章 制度的補完性、共創発、そして危機――日本のメインバンク・システムのケース 
    第14章 シリコンバレー・モデルの制度的革新性 
    第15章 エピローグ――なぜ制度的多様性は進化し続けるのか 

  • 卒業する後輩に譲ってもらった。できればじっくり読んでみたいのだが。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

スタンフォード大学名誉教授。経済産業研究所(RIETI)所長などを歴任。著書に『比較制度分析に向けて』(NTT出版)他多数。2015年7月15日に逝去。本書には単独としての最後の論文が掲載。



「2016年 『比較制度分析のフロンティア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

青木昌彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×